新調した注連縄を仰ぎ見る氏子たち=江津市桜江町谷住郷
新調した注連縄を仰ぎ見る氏子たち=江津市桜江町谷住郷

 室町時代に創建された「見水山(けんすいざん)八幡宮」(江津市桜江町谷住郷)の氏子がシンボルの大注連縄(しめなわ)を12年ぶりに新調した。人口減少下でも住民の心のよりどころであるお宮を守ろうと、浄財を寄せ合い一新した。16、17の両日ある秋の例大祭で披露される。
 見水山八幡宮は江の川を眼下に望む小高い山にあることが名前の由来とされる。1452(宝徳4)年に創建し、氏神を祭るお宮としてあがめられてきた。
 注連縄は約10年ごとに新調し、毎回氏子延べ約200人が約1カ月かけて手作りしてきた。しかし、少子高齢化や、稲刈りの機械化に伴う原料のわら不足などで、今回初めて出雲大社にも納める大しめなわ創作館(島根県飯南町)に制作を依頼した。
 完成した注連縄は長さ4・6メートル、最大直径0・6メートル、重量150キロの堂々とした外観で、拝殿前の柱に掲げた。世話人代表の本原邦人さん(85)は「先人が守ってきた地域の宝であるお宮を末永く大切にしたい」と話し、宮司の本山幹さん(73)は「立派に新調され、とてもありがたい」と感謝した。
(福新大雄)