十一面観世音菩薩像の前で法要を営む僧侶=出雲市渡橋町、観音寺
十一面観世音菩薩像の前で法要を営む僧侶=出雲市渡橋町、観音寺

 出雲市渡橋町の観音寺の本尊「十一面観世音菩薩(ぼさつ)像」が16日、33年ぶりに開帳され、檀家(だんか)ら約70人が静かに手を合わせた。17日まで。
 観音寺は1329~31年に建立された古(こ)刹(さつ)。観音堂に安置される十一面観世音菩薩像は出雲市西方の海中から引き揚げられ、漁師がお告げに従って観音寺に運んだと伝わる。
 開帳は33年ごとに行い、1988年以来となった。小雨が降る中、早朝から檀家が集まり、鎌倉後期から南北朝時代の製作と推定される約1メートル50センチの菩薩像が厳かに公開された。
 法要後は、厨子(ずし)に遷座した菩薩像を担ぎ、僧侶や役員代表が市内約2キロを練り歩いた。
 (平井優香)