生徒をアシスタントに内視鏡の仕組みについて講義する植木賢教授(左から2人目)=米子市勝田町、米子東高校
生徒をアシスタントに内視鏡の仕組みについて講義する植木賢教授(左から2人目)=米子市勝田町、米子東高校

 医工連携による医療機器開発支援に取り組む鳥取大医学部の植木賢教授(49)が16日、米子東高校(米子市勝田町)で講演し、専門の大腸内視鏡開発の最前線を紹介しながら「皆の幸せを願う欲求が、発明やイノベーションを生む」と生徒に説いた。
 植木教授は、付属病院の新規医療研究推進センターの部門長として医療機器開発支援や、学内外での発明教育に携わる。また、消化器内科医として圧力センサーによって指のような感触を持つ新たな内視鏡の特許を取得し、実用化を目指している。
 「医療機器イノベーションと発明教育」と題した講演では、新たな内視鏡開発について「患者の苦痛をいかに和らげるかを日々考える中でアイデアを得ている」と説明。開発に当たって医師の視点だけでなく、ロボット工学や電気工学など「異分野と交点」が不可欠として、生徒に多くの人との関わりを大切にするようアドバイスした。
 講演は米子東高の「科学を創造する人財育成事業」の一環。鳥取西や松江北など山陰両県内7高校の約70人を加えた生徒約1千人が聴講した。
(藤井満弘)