キャンドルを見つめ、被害者を追悼する学生たち=浜田市野原町、島根県立大
キャンドルを見つめ、被害者を追悼する学生たち=浜田市野原町、島根県立大

 2009年10月の島根県立大生殺害事件で被害者の女子学生が行方不明になった日から丸12年たった26日、浜田市野原町の県立大浜田キャンパスで追悼行事「はまだ灯(ともし)」があり、学生や市民が、ろうそくをともして被害者の冥福を祈り、事件の風化防止を誓った。
 市民や学生でつくる防犯団体「はまだを明るく照らし隊」が主催。講堂前に約150個のろうそくが並び、隊員や大学の防犯サークル「SCOT(スコット)」のメンバーらが明かりの中で1分間黙とうした。
 清原正義学長はSCOTの活動が評価され、内閣総理大臣表彰を受賞したことに触れ「学生が防犯活動を長年続けてきたことに敬意を評したい。事件を忘れない、風化させないという思いを毎年新たにしながら継続して取り組みたい」と話した。SCOTの尾田真慧(まえ)代表(20)は「犯罪から遠い地域社会になるよう日々の活動にまい進したい」と述べた。
 行事に先立ち、キャンパス内の追悼花壇「ガーデン・オブ・ホープ」では植え替え作業があり、学生や教職員ら約30人がパンジーなど5種類の苗約200本を植え替えた。
 (青山和佳乃)