開設されたトリアージ検査センター=出雲市塩冶町、島根大医学部付属病院
開設されたトリアージ検査センター=出雲市塩冶町、島根大医学部付属病院

 島根大医学部付属病院(出雲市塩冶町)に、入院前や手術前の患者が新型コロナウイルスに感染していないか調べる「トリアージ検査センター」が開設された。病棟や外来と別の場所で検体採取や検査を一括して行い、院内感染を防ぐ。11月1日から運用する。
 これまで入院前や手術前の患者は院内の専用スペース、自費検査を受ける人は中庭のテントで検体採取をしており、検査も院内の検査室で行っていた。
 センターの運用で検体採取と検査、問診が1カ所で行えるようになる。主な利用対象者は入院前や手術前の患者で1日50~60人を想定。1日最大12人の予約制で、無症状者の自費検査も受け付ける。
 正門東側の外来患者用駐車場の一部を整備して新設し、鉄骨平屋(延べ床面積180平方メートル)。医師1人、看護師と臨床検査技師各1~2人、事務作業を補助する「医療クラーク」2人を配置する。総工費約9500万円で、国の事業を活用し全額補助を受けた。新型コロナ収束後は研修室のほか、自然災害時などのトリアージスペースとして活用する。
 椎名浩昭病院長は「院内感染を回避し、地域医療の充実や大学病院としての機能維持が目的だ」と話した。
(平井優香)