大会で雪原を滑る若菅哲兵さん
大会で雪原を滑る若菅哲兵さん
「全国で上位に入るような選手になりたい」と、抱負を語る若菅哲兵さん=江津市江津町
「全国で上位に入るような選手になりたい」と、抱負を語る若菅哲兵さん=江津市江津町
大会で雪原を滑る若菅哲兵さん 「全国で上位に入るような選手になりたい」と、抱負を語る若菅哲兵さん=江津市江津町

若菅 哲兵さん(江津中2年)

島根県大会で2種目V
「ゴールした時の達成感が魅力」

 「雪上のマラソン」と呼(よ)ばれるクロスカントリースキーの世界で活(かつ)躍(やく)している中学生が、江(ごう)津(つ)市にいます。江津中学校(江津市江津町)2年の若(わか)菅(すが)哲兵(てっぺい)さん(14)です。島根県内で2030年に開(かい)催(さい)予定の国民スポーツ大会(現(げん)・国民体育大会)への出場も期待され、練習を重ねて実力を磨(みが)いています。

 クロスカントリースキーを始めたのは小学5年生の時。2歳(さい)年上の兄が雪の上をさっそうと滑(すべ)る姿(すがた)に憧(あこが)れたのがきっかけでした。「最初はきつくて、滑り方が分からなかったけど、やっているうちに面白くなってきた」と振(ふ)り返ります。

 温度が氷点下まで下がる雪原を、スキーをはいて長(ちょう)距(きょ)離(り)を滑るクロスカントリー競(きょう)技(ぎ)は、あらゆるスポーツの中で最も過(か)酷(こく)といわれます。斜(しゃ)面(めん)を下(くだ)っていくアルペンスキーと違(ちが)い、平地を進んだり急な坂を登ったりするため、体が悲(ひ)鳴(めい)を上げます。

 若菅さんは、中学校にはスキー部がないため、陸上部に所(しょ)属(ぞく)して長距離走を専(せん)門(もん)にしています。もともと心(しん)肺(ぱい)機(き)能(のう)が高いのに加え、山の中を長時間走るなどして持久力を高めています。

 冬になると、大(おお)田(だ)市の三(さん)瓶(べ)山(さん)や県内のスキー場に出掛(か)けて練習に励(はげ)みます。普(ふ)段(だん)も自(じ)宅(たく)近くを流れる江(ごう)の川(かわ)の河(か)川(せん)敷(じき)のアスファルト道路などでローラースキーをはいて練習しています。

 1月に広島県北広島町であった第60回島根県中学校スキー大会では、5キロフリーと3キロクラシカルの主要2種目で優(ゆう)勝(しょう)を飾(かざ)りました。新(しん)型(がた)コロナウイルスの影(えい)響(きょう)で全国大会が中止となり、腕(うで)試(だめ)しができませんでしたが、着実に実力をつけています。

 定期的に江津を訪(おとず)れて、指(し)導(どう)にあたっている島根県スキー連(れん)盟(めい)競技部の山(やま)田(だ)晋(しん)吾(ご)副部長は「心肺機能が高く、持久力がある。スキーの技(ぎ)術(じゅつ)が備(そな)わっていけば、さらに伸(の)びる」と期待をかけています。30年の国民スポーツ大会の頃(ころ)は20代になるため、成年の選手として活躍が待たれます。

 若菅さんは「長い距離を滑ってゴールした時の達成感が大きく、そこが魅(み)力(りょく)」と話します。これから筋(きん)力(りょく)トレーニングで上半身のパワーも増(ぞう)強(きょう)し、「全国で上位に入るような選手になりたい」と力強く語っています。

 

プロフィル【好きな教科】体育
【趣(しゅ)味(み)】ランニング
【尊(そん)敬(けい)する人】兄
【自分の性(せい)格(かく)】人見知り