紅葉に彩られた隠岐郷土館=島根県隠岐の島町郡
紅葉に彩られた隠岐郷土館=島根県隠岐の島町郡

 明治初期の洋風木造建築として知られる島根県隠岐の島町郡の隠岐郷土館で紅葉が見ごろを迎えた。130年超の歴史を刻む白亜の洋館との鮮やかなコントラストが訪れた人を魅了する。
 県指定有形文化財の建物は1885(明治18)年に西郷港近くに周吉(すき)郡(旧西郷町、旧布施村)、穏地(おち)郡(旧五箇、都万村)、海士郡(海士町)、知夫郡(知夫村、西ノ島町)の周吉外三郡役所として建設され、その後、県隠岐支庁としても使われた。1968年に旧五箇村が譲り受けて10キロ余り離れた現在の場所に移築し、郷土資料館として公開されている。
 蛇腹の白壁に覆われた明治期の官庁を象徴する瀟洒(しょうしゃ)な立ち姿に、紅色やオレンジ色を深めた園内のモミジが鮮やかに映え、若者や観光客が撮影を楽しんでいる。紅葉は21日ごろまでが見ごろ。
 (森山郷雄)