庭造りを学ぶ青山菜月さん(左)=松江市乃木福富町、松江農林高校
庭造りを学ぶ青山菜月さん(左)=松江市乃木福富町、松江農林高校

 造園業で働く人が取得を目指す国家資格・造園技能士2級に、松江農林高校(松江市乃木福富町)3年の青山菜月さん(18)が島根県内の高校生で初めて合格した。来春からは上京し、一人前の庭師を志して躍進を誓う。
 造園に興味を持ったきっかけは、進路に悩んでいた中学2年生の時、松江市内の日本庭園を家族で訪れたこと。樹木を美しく刈り込む庭師の姿を見て「私もやってみたい」と、松江農林高の環境土木科造園コースを志望し、2年生のうちに造園技能士3級を取った。
 試験は学科と実技があり、特に2級の実技では学校では学べない技術が問われるため、かなりの対策が必要だったという。周りの受験者は実務経験を積んだ社会人ばかりの中、本年度の県の実技試験では青山さんだけが合格した。
 実技には15種類の植物の種類を見極める樹木判定、与えられた設計図通りに庭を造る課題がある。出題される100種以上の樹木を覚え、庭の竹垣をひもで結ぶ新たな方法も覚えた。熟練の庭師の力も借り、庭の表面を美しく見せる技などを教わったという。
 卒業後は東京都内の造園業者に就職する。現場には女性はいないことから少し不安もあるが「屋上庭園や壁面緑化に取り組みたい。立ち止まった人に『きれい』と思ってもらえる場所を作りたい」と意気込む。
 (森みずき)