関係者に電話で相談する記者=鳥取市栄町、山陰中央新報社鳥取総局
関係者に電話で相談する記者=鳥取市栄町、山陰中央新報社鳥取総局

 <前回のあらすじ>鳥取市と鳥取県智頭町にある二つの神社での麒麟(きりん)獅子舞を見て、特徴の違いに面白さを見いだした。
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 8月末のプロジェクト第1回掲載から3カ月たつ。伝統芸能の活用のあり方や魅力向上の方法を考察するとともに、麒麟獅子舞と石見神楽の団体に交流を提案し、前向きな返答を得ている。早く具体的な日程や内容を詰めないといけない。
 協力を取り付けた浜田石見神楽社中連絡協議会に麒麟獅子舞側の日程の希望を伝えることになっている。焦りや不安が募る。
 鳥取市ー浜田市間は車で片道4時間近くかかり、日帰りは厳しいだろう。来年1、2月の土日曜を拾い出し「因幡麒麟獅子舞の会」宛ての案内文を作成。都合の良い日程を第3希望まで募ることにした。

 ●互いの舞の披露は断念
 11日に獅子舞の会の金谷堅太郎事務局長(49)に電話で下話してメールで案内文を送信。3連休の2月11~13日のうちの2日間を軸に検討してはどうかと投げ掛けた。
 23日、金谷事務局長に電話で相談した。麒麟獅子舞側が浜田市に行き、お互いの舞を披露した上で意見交換をする形を考えていたものの、別のイベントの準備などがあり、舞をするのは難しいようだ。「今回は交流の足がかりにして今後、どちらかで舞うきっかけとするのはどうか」と提案を受けた。それなら日帰りが可能として、日程は2月11~13日のうちの1日で検討することが決まった。
 25日、石見神楽側に麒麟獅子舞側の意向を電話で伝えた。連絡協議会の永見監事務局長(51)は「舞が難しいなら、一緒にビデオを見るのはどうか」と発案。プロジェクターや音響設備がある会場も思い当たる場所があるそうで、選定を頼んだ。日程は3日のいずれかで検討してもらう。

 ●魅力向上のヒント探る
 石見神楽と麒麟獅子舞の団体が互いの舞を生で見る場とするのは断念し、当初の想定通りとはいかなくなった。見通しが甘かったと痛感する。実現するには開催1年前には日程や場所を押さえるくらいの念入りな準備が必要だと後悔した。
 映像を見て意見交換するという代替案でも、麒麟獅子舞の魅力向上のヒントを探るプロジェクトの目的は果たせそうだ。金谷事務局長に報告を急ぐ。場所や移動方法、当日の流れなど検討事項はまだまだ山積。一つ一つやるしかない。
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 麒麟獅子舞編第7回は12月12日掲載。日本遺産「麒麟のまち」推進協議会に協力を求めます。