全国大会の賞状を掲げる(左から)内藤暖乃さんと嘉藤灯里ちゃん、光里さん=出雲市斐川町上直江
全国大会の賞状を掲げる(左から)内藤暖乃さんと嘉藤灯里ちゃん、光里さん=出雲市斐川町上直江

 出雲、浜田両市に住む6~9歳のいとこ同士3人がそろって「第23回ショパン国際ピアノコンクールinASIA」全国大会で金賞に輝き、本選のアジア大会出場を決めた。母親同士が姉妹で、一緒にピアノの腕を磨いてきた。互いに刺激を受けながら連日1~2時間の練習に励み、本選での金賞を目指す。
 3人は、浜田市立石見小学校3年の内藤暖乃(はるの)さん(9)と、出雲市立西野小学校2年の嘉藤光里(ひかり)さん(8)、あい川保育園年長の灯里(あかり)ちゃん(6)の姉妹。3人とも母親が通っていた江津市内のピアノ教室で学んでおり「譜読みから音楽ができあがっていくのが楽しい」(光里さん)という。
 コンクールは国際レベルの優れた演奏家の発掘・育成が目的で、過去の入賞者にはショパン国際コンクールで入賞した佐藤美香さんや、清塚信也さんといった有名ピアニストもいる。
 3人は地区大会を経て全国大会のソロ部門に出場。いずれも動画審査で、小学3、4年生部門に出場した暖乃さんが参加326人中23人、小学1、2年生部門の光里さんが188人中14人、幼児部門の灯里ちゃんが129人中70人の金賞を受賞。「うれしかった」と口をそろえる。
 2月まで行われる本選の動画審査に全国大会と同じ曲で臨む。暖乃さんが繊細な「クログルスキ:ショパン風マズルカ ホ短調」、光里さんが「ショパン:ポロネーズ 変イ長調 遺作」、灯里ちゃんが「バッハ:メヌエット ト長調」の明るい曲を選んだ。
 前回大会も本選に出場し銅賞、奨励賞だった暖乃さんと光里さんは「金賞を取る」と目標を掲げ、灯里ちゃんも金賞を目指し「練習をいっぱいする」と張り切る。母親の嘉藤千晃さん(40)は「いとこ同士、ピアノを通して楽しみを増やしてほしい」と話し、内藤香さん(38)は「目標に向かう力を身に付けてほしい」と期待した。
 (松本直也)