女子バスケットボール部員を指導する梅木智加子さん(中央)=雲南市三刀屋町三刀屋、三刀屋高校
女子バスケットボール部員を指導する梅木智加子さん(中央)=雲南市三刀屋町三刀屋、三刀屋高校

 バスケットボール女子のWリーグで活躍した雲南市三刀屋町出身の梅木智加子さん(31)が、外部コーチとして三刀屋高校女子バスケットボール部の指導に力を注いでいる。国内最高峰のリーグで戦った経験を基に、「外の世界のバスケットを知り、視野を広げてほしい」と技術やプレーに必要な心構えを伝える。
 梅木さんは、三刀屋中学3年の時にUー18(18歳以下)の日本代表候補に選ばれ、より高いレベルでバスケットボールに取り組もうと、高校は強豪の桜花学園(愛知県)に進んだ。玉川大(東京都)から2013年、新潟アルビレックスBBラビッツに入団。主将を務めるなど中心選手としてプレーし、18年3月の引退とともに帰郷した。
 20年9月、知人の紹介で三刀屋高の外部コーチに就任。勤務する信用金庫が休みの土・日曜日を中心に、1、2年生合わせて12人の部員を指導する。センターでプレーした現役時代の経験を生かし、ゴール下の動きなどで手本を示しながら分かりやすく教えている。
 練習で繰り返し部員に掛ける言葉は「バスケをしている時に下を向かないで」。自身が言われてきたことでもあり、相手に心を読み取られないようにするためだ。「トップチームに在籍した後に島根に戻った人は少ないので、経験を伝えたい」と、Wリーグ時代の話や高校のチームメートが東京五輪に出場して銀メダルを獲得したことなどを積極的に話すようにしている。
 三刀屋高女子は21年の県総体で8強入りしており、主将の中島梨湖さん(17)は「一緒に練習してくれる時、スピードがすごいと感じる。プレーをまねしたい」と刺激を受けながら、レベルアップを期す。梅木さんは「勝ちたいという気持ちが強くなった。自信を持ってやってほしい」とチームの飛躍を期待している。
(三浦純一)