熱心に品定めする来場者=大田市温泉津町温泉津、森山窯
熱心に品定めする来場者=大田市温泉津町温泉津、森山窯

 古くから陶器の産地として栄えた大田市温泉津町で恒例の春のやきもの祭りが16日、温泉津やきものの里周辺で始まった。愛好家らが使いやすさにこだわった皿やマグカップなどを熱心に品定めし、買い求めた。17日もある。

 新型コロナウイルス禍の密集を避けるため、登り窯の窯出しと直後の即売会はせず、窯から事前に出して森山窯、椿窯、有限会社椿窯の三つの窯元で分散販売した。
 午前中から続々と愛好家や家族連れが訪れ、青い呉須(ごす)や赤い辰砂(しんしゃ)のマグカップのほか、大皿小皿、花器など丁寧に作り込まれた焼き物に見入った。湯飲みを購入した大田市長久町の主婦月森涼子さん(71)は「使いやすく、落ち着いた色で好きです」と話した。
 日本遺産の構成文化財・福光石の石切場見学ツアーもあった。祭りは1990年に始まり、春と秋の年2回の開催で、窯元やNPO法人・石見ものづくり工房でつくる実行委員会が企画している。
      (曽田元気)