丁寧に新芽を摘み取る早乙女たち=出雲市園町
丁寧に新芽を摘み取る早乙女たち=出雲市園町

 島根県内の早場の茶産地として知られる出雲市平田地域で1日、「一番茶」の初摘みがあり、新茶シーズンが幕を開けた。八十八夜(2日)を前に、かすりの着物と赤いたすき姿の早乙女たちが茶畑に並び、新芽を丁寧に、手際よく摘み取った。

 同市園町と周辺にある、出雲精茶(出雲市小境町)の茶畑12ヘクタールは霜の被害がなかったため近年にない出来栄え。時折小雨が降る中、7人の早乙女が、爽やかな香りと若干の渋味が特徴の品種「ヤブキタ」が植わる畑で、この時期しか取れない芯周辺の葉2、3枚を摘み、ざるに入れていった。

 岡祐太社長(34)は「このまま順調に、いいお茶を届けたい」と話した。

 新茶は今月中旬から県東部を中心に、土産物店、道の駅などで並ぶ。