島根県立しまね海洋館アクアスで入場待ちをする来館者=1日、浜田市・江津市(同館提供)
島根県立しまね海洋館アクアスで入場待ちをする来館者=1日、浜田市・江津市(同館提供)

 島根、鳥取両県が10日までにそれぞれ、春の大型連休期間中の県内主要観光施設の入り込み客数をまとめた。最大10連休となった日並びの良さや、まん延防止等重点措置などの行動制限がなかったことから、ほとんどの施設で前年同期を上回った。知事が県民に対して県外との往来自粛を求めた島根県と、求めなかった鳥取県とで傾向に違いはなかった。

 島根県は4月29日~5月8日までの5市12施設と隠岐汽船を集計した。総計は18万8671人で前年同期比94・3%増となったが、新型コロナウイルス禍前の19年比では36・1%減となった。

 県立しまね海洋館アクアス(浜田、江津両市)が前年同期比2・2倍の4万5059人で最多。今春のリニューアルで、19年比でも8・7%減にとどめた。由志園(松江市)の3万3190人、松江城(同)の2万863人と続いた。堀川遊覧船は天候に恵まれ、最も高い伸び率となる前年同期比2・5倍の1万231人が乗船した。

 鳥取県は4月29日から5月5日までの3市3町9施設の来場客数をまとめた。最多は水木しげるロード(境港市)の13万8555人で、前年同月比2・3倍だった。次いで鳥取砂丘(鳥取市)の9万3360人、とっとり花回廊(南部町)の2万3474人。最も増加率が高かったのは鳥取砂丘こどもの国(鳥取市)で、3・4倍の2万784人だった。

 鳥取砂丘こどもの国と中国庭園燕趙園(湯梨浜町)は19年の9割程度まで回復した一方、開館15周年を迎えた青山剛昌ふるさと館(北栄町)は約8割減のまま。好天が続いた上、屋内施設の入場制限が響いた。唯一昨年から減少した夢みなとタワー(境港市)は63・7%減の2116人で、昨年施設内であったイベントが開催されなかったのが影響した。
 (石倉俊直、藤井俊行)