4羽のひなを見守るげんきくん=雲南市大東町仁和寺(西小学校児童撮影)
4羽のひなを見守るげんきくん=雲南市大東町仁和寺(西小学校児童撮影)

 雲南市教育委員会は12日、市立西小学校(大東町仁和寺)の人工巣塔でふ化した国の特別天然記念物・コウノトリのひなが4羽だったと発表した。市教委によると、野外の同じ地域で6年連続4羽の誕生は、国内では例がないという。

 親鳥のペアは、雄で7歳の「げんきくん」と雌で10歳の「ポンスニ」で、4月中旬にふ化が確認されていた。

 西小の人工巣塔で順調にひなが成長したことから、島根県立三瓶自然館サヒメル(大田市三瓶町)の鳥類専門家、星野由美子さんに調査を依頼。星野さんがひなの数が4羽であると判断した。

 市教委文化財課は、6年連続4羽のひなが生まれた背景には、巣周辺のえさが豊富で子育てに適した環境があると推察。同課の高橋誠二主幹は「環境や自然の豊かさを物語っている」と話し、ひなの生育に影響があるため周辺での見学を控えるよう呼びかけた。

 巣立ちは6月下旬ごろとみられる。