たこ焼き店の開店準備を進める山蔭亮太さん=松江市宍道町上来待
たこ焼き店の開店準備を進める山蔭亮太さん=松江市宍道町上来待

 休業中の温泉施設「きまち湯治村大森の湯」(松江市宍道町上来待)の隣にあったたこ焼き屋の空き店舗で、近くの山蔭亮太さん(34)が20日、夫婦で切り盛りするたこ焼き店をオープンする。温泉の集客力を生かすことができない環境も「温泉復活のきっかけになればうれしい」との思いで乗り越える。

 山蔭さんは出雲市内でカフェを営む。大森の湯が2020年11月、屋根の支柱に腐食が見つかるなどして休業した後、イベントを通じて松江市宍道町の住民たちと知り合った。

 親交を深める中で、休業したのが好きな温泉だったという思い入れや、隣のプールや診療所を訪れる住民らに喜ばれる場所をつくりたいという思いから、4年ほど前に閉店したたこ焼き屋を活用し、新たな店を開くことにした。

 住まいも出雲市から移し、並々ならぬ決意で開く店の名前は、町内でよく見られる置物のタヌキの英訳(ラクーンドッグ)にちなみ「ラララ・ラクーン」。ソース、ネギポン酢など4種類のタレが選べる、米粉を使ったたこ焼きのほか、妻の名にちなんだどら焼き風の「まゆちゃん焼き」などを販売する。

 18日はプレオープン。山蔭さんは「住民が集い、話す地域活性化の拠点の一つにしたい」と準備にも目を輝かせる。

 営業時間は午前11時~午後6時半。火曜定休。
      (古瀬弘治)