ウクライナ支援のヒマワリ栽培について農家仲間にアドバイスする田口裕一郎さん(右奥)=出雲市斐川町出西
ウクライナ支援のヒマワリ栽培について農家仲間にアドバイスする田口裕一郎さん(右奥)=出雲市斐川町出西

 ロシアの侵攻を受けるウクライナの国花・ヒマワリを育てて販売し同国を支援する取り組みを、出雲市斐川町出西の農業田口裕一郎さん(52)が始めた。市内の農家仲間にも声をかけて栽培し、6月下旬ごろから出荷予定。経費を除いた売り上げの全額をウクライナに届ける。太陽に向かって力強く成長する花に、平和への願いを込めて愛情を注ぐ。

 田口さんはウクライナ支援で「何かできることはないか」と考える中で、同国とヒマワリの関わりを知った。自身は70アールの農地で青ネギ、ラディッシュ、葉ボタンなどを栽培し、うち6アールで手掛けているのがハウス栽培のヒマワリ。年間約2万本を出荷している経験が生かせると思い立った。

 4月末、野菜やブドウなどを栽培する市内の30~50代の農家5人にも声をかけ、小ぶりの花を咲かせる品種の種100~200粒をそれぞれ購入。5月上旬に計900本を植えた。田口さんは12センチ間隔の植え付け方法や、最も重要という水やりについてアドバイスした。

 6月下旬ごろには直径6~8センチの鮮やかなオレンジ色の花を咲かせるといい、切り花(長さ60センチサイズ3本、300円)で販売する計画。田口さんは「ヒマワリは元気がもらえる花。『自分もやりたい』という輪が広がるとうれしい」と呼びかけている。
      (藤原康平)