パンダ好きとして知られ、国内外の動物園を巡った文筆家・ラジオパーソナリティーの藤岡みなみさんによる連載2回目は、中国・四川省でのパンダ飼育員体験を記してもらった。日本では決してできない経験だろう。間近で見る生態は? 好物の竹をどのくらい食べる? フンの臭いは? 興味津々のリポートをお届けする。

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 パンダが好き、と伝えるとなぜか「でも、よく見ると目つきが怖いよね?」と言われることが多い。パンダがあまりにかわいすぎて、水を差したくなるのだろうか。間近でパンダと見つめあったことがある者として断言したい。パンダの目は、きゅるきゅるだ。よく見てもよく見なくてもとてもかわいい。

 もう10年も前の話だが、中国・四川省にあるパンダ保護研究センターで数日間、飼育員ボランティアを体験したことがある。子どもの頃からパンダが好きで、どうやったら動物園に会いに行く以上にパンダに近づけるのかをずっと考えていた。手っ取り早いのはやはり中国に行くことだった。

 飼育員体験がセットになっている日本からのツアーもあったが、...