タイトルに興味を引かれ、東京・下北沢の劇場で5月、青森市の劇団「渡辺源四郎商店」の公演「親の顔が見たい」を見た。聞けば、新型コロナウイルスの影響で有観客の東京公演は3年ぶりという。だが残念ながら劇団員は1人も上京できず、キャストは全員、劇団主宰の東京にいる芝居仲間たち。コロナ禍に振り回される地方劇団の苦悩と試行錯誤を垣間見た。

 舞台は、あるカトリック系私立女子中に通う生徒が、...