大阪でのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の開業をにらみ、関連企業が人材育成を急いでいる。目標とする2029年の開業に向けて運営に関わる米企業は関西の大学と連携してリーダー層の養成に取り組む。カジノディーラー学校は新型コロナウイルス禍で落ち込んだ入学者数を回復させ、遅れを挽回しようと模索している。足元では若者の間で、世界の主要カジノで親しまれるポーカー「テキサスホールデム」のブームが起きており、カジノゲームへの関心が早くも熱気を帯び始めている。(共同通信=坂手一角)

 ▽ラスベガスで研修

 米カジノ大手MGMリゾーツ・インターナショナル日本法人は今年3月、関西学院大や近畿大など6大学から参加した計50人の学生に向けたオンライン研修会を開いた。IRの事業運営がテーマで、MGMのエドワード・バウワーズ社長は「IRは人々に感動と驚きを与える、やりがいのあるビジネスだ」とIRビジネスの魅力を訴えた。

 MGMは大阪・夢洲(大阪市此花区)での施設運営を担う「大阪IR株式会社」の中核株主だ。カジノや国際会議場などが一体となった施設は日本で前例がなく、運営を担う人材を養成しようと、20年から研修プログラムを実施してきた。同年には本場の米ラスベガスに学生を2週間招き、施設の規模感や複雑な運営の仕組みを学んでもらった。

 MGMの広報担当者は研修の背景について「日本では、...