アベノマスクから作り直した作品を紹介する石橋登志美さん=出雲市佐田町反辺、花こみち
アベノマスクから作り直した作品を紹介する石橋登志美さん=出雲市佐田町反辺、花こみち

 島根県西ノ島町美田の廃校を活用したカフェが3年ぶりにオープンした。新型コロナウイルスの影響で閉じこもりがちだった住民の集いの場が復活。校舎を懐かしむ卒業生や文化活動を発表する場として重宝されていた交流の拠点で、運営する住民グループは送迎サービスも視野に、継続的な開催を目指している。

 カフェは、2011年3月末に閉校した旧美田小学校の築100年ほどの校舎1階を利用。地元の女性が中心の「わがとこ茶屋倶楽部」(10人)が同年9月、教室跡に「わがとこ茶屋」を開いた。

 営業は7、8月を除いて毎月1回、日曜に2時間半限定でオープン。手作りケーキと飲み物のセット(300円)を用意し、住民や出身者の絵画や手芸といった作品も展示する。

 再開した26日は、午後1時のオープンと同時に高齢者や親子連れが集まり、閉店までに40人以上が語らいを楽しんだ。同町浦郷の前田美智代さん(84)は「久々に来ることができた。やはり、こういう場所があるといい」と笑顔を見せた。

 わがとこ茶屋倶楽部の松浦幸子会長(64)は「10年を経て、足が弱くなる利用者が増えた。送迎して、継続したい」と話す。
       (鎌田剛)