見たい天体の探し方を書き込んだ星図=アストロアーツ/ステラナビゲータの星図に加筆
見たい天体の探し方を書き込んだ星図=アストロアーツ/ステラナビゲータの星図に加筆

星の並びを正確に描く

 知らない場所に行くときは、地図を使いますね。同じように、見たい星がどこにあるのか探(さが)すときには星(せい)図(ず)というものを使います。星図は、空にある星の位置を写し取った「星空の地図」です。

 星図には星の並(なら)びが正確(せいかく)に描(えが)かれていて、それぞれの星の明るさや名前が分かるようになっています。また、星(せい)雲(うん)や星(せい)団(だん)などの天体の位置も示されています。

 例えば、さそり座(ざ)やいて座のあたりには、双眼(そうがん)鏡(きょう)でよく見える星雲や星団がいくつかあり、どの星からたどっていけばそれらが見つかるのか、星図を使って調べることができます。

 地図帳のように、星図も本格的(ほんかくてき)なものは一冊(さつ)の本になっています。また、簡(かん)単(たん)なものなら星座の図(ず)鑑(かん)やガイドブックなどにも載(の)っています。そのような本を図書館で探してみてはどうでしょうか。

 ところで、近ごろは紙の地図が昔ほど使われなくなってきました。それはパソコンやスマートフォンなどで、地図を見ることができるからです。星図でも同じで、パソコンやスマホのアプリを使って星図を見る人が増(ふ)えています。紙の星図には載っていない、その日の月や惑星(わくせい)の位置が分かるなどの良さがあり、こちらもおすすめです。

 旅にでなくても、旅行気分で地図を眺(なが)めるのは楽しいものです。梅(つ)雨(ゆ)の時期は星が見られないことが多いのですが、そんなときは星図を見て星空に思いを巡(めぐ)らせてください。

◆島根県立三瓶(さんべ)自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵(みきまさ)