4車線化に向けて工事が進む中野東交差点の工事区間(資料)
4車線化に向けて工事が進む中野東交差点の工事区間(資料)

 出雲市内の国道9号「出雲バイパス」の4車線化(片側2車線)工事が完了し、27日午後9時に供用開始される。工事区間は通勤時を中心に渋滞が発生しやすく、供用開始後の解消が期待される。

 バイパスは出雲市斐川町富村と芦渡町を結ぶ8・7キロ。うち、工事区間は中野町の中野東交差点から県立中央病院南側の姫原東交差点までの1・3キロで、国土交通省が事故対策として2021年11月に着工した。

 工事は、片側1車線の道路を仕切っていた中央部分を埋めて2車線を確保した。総事業費は約6億円。27日は午後9時から順次交通規制を解除する。

 工事完了に伴いバイパスの4車線区間は3・1キロに延長される。

 出雲バイパスはほかに、国交省が斐伊川に架かる「からさで大橋」(総延長578メートル)を含む中野東交差点ー神立交差点(斐川町併川)の1・8キロ区間の4車線化を決め、調査設計に着手した。完成時期は未定。