日銀の植田和男新総裁は10日、就任後初の記者会見に臨み、金利を極めて低く抑える大規模な金融緩和策の「点検や検証があってもいい」と述べた。物価上昇率を2%で安定させる目標は維持し、達成に向けて当面は大規模緩和策を続けるが、金利の決まり方がゆがむなどの「副作用はある」と認め、一部修正を視野に入れていることを明らかにした。総裁として初めて出席する27、28日の金融政策決定会合での判断が焦点となる。
日銀の植田和男新総裁は10日、就任後初の記者会見に臨み、金利を極めて低く抑える大規模な金融緩和策の「点検や検証があってもいい」と述べた。物価上昇率を2%で安定させる目標は維持し、達成に向けて当面は大規模緩和策を続けるが、金利の決まり方がゆがむなどの「副作用はある」と認め、一部修正を視野に入れていることを明らかにした。総裁として初めて出席する27、28日の金融政策決定会合での判断が焦点となる。