アイルランド事前合宿を歓迎する旗(五輪、パラリンピック共通)を出す自転車販売店員=益田市駅前町
アイルランド事前合宿を歓迎する旗(五輪、パラリンピック共通)を出す自転車販売店員=益田市駅前町

 東京パラリンピック・アイルランド自転車チームの益田市での合宿が、8月10日から9日間、予定通り行われる。山本浩章市長が15日、同国側と合意したと発表した。選手やスタッフに対して定期的にPCR検査をするなど、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底する。
 島根県内で五輪、パラ選手の事前合宿を受け入れるのは益田市が唯一となる見込みだ。
 5月に入って市内で感染が拡大したことを踏まえて市は1日、五輪の同国チーム事前合宿の受け入れ中止を発表し、パラは2週間推移を見守るとしていた。
 その後、感染者が1人で状況が落ち着き、14日に同国と協議。市によると同国側の担当者は2019年に市内で行ったトレーニングの成果を強調し「大会で結果を残すには、益田でのキャンプが不可欠」との思いを伝えたという。
 15日に会見した山本市長は「(アイルランド側の)信頼と期待に応えなければならないという思いでいっぱいだ」と述べた。
 市五輪キャンプ誘致推進室によると、選手とスタッフは最大15人。市民との交流行事は中止し、練習コースは前日夕方にホームページで公表する。
 市は18年8月にアイルランドのホストタウンに登録され、同11月に事前合宿受け入れに基本合意した。パラ選手団受け入れについて、同市駅前町の自転車販売店「サイクルセンターまつしま」の松島健治社長(64)は「合宿実施は素直にうれしい。選手が練習に専念できる環境を整えることが市民の役割だ」と話した。
(石倉俊直)