モデルナ社製ワクチンを注射器に移す薬剤師=米子市糀町1丁目、鳥取県西部総合事務所
モデルナ社製ワクチンを注射器に移す薬剤師=米子市糀町1丁目、鳥取県西部総合事務所

 山陰両県で初となる米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの接種が19日、米子市内に同日開設された鳥取県営の集団接種会場で始まった。従来の米ファイザー製と比べて薄める必要がなく、準備作業の効率化やミス防止が期待される。20日には鳥取市内の県営会場でも接種がスタートする。
 モデルナ製ワクチンの対象は18歳以上で、4週間の間隔で2回接種する必要がある。ファイザー製と違い、接種前に生理食塩水で薄めて濃度を調整する必要がなく、1回分(0・5ミリリットル)をそのまま注射器に移すことができる。
 この日は、県営会場となった県西部総合事務所(米子市糀町1丁目)で歯科医師が220人に接種。準備作業を担った薬剤師の高塚雄太さん(27)は「泡立ちやすいようで気を遣う部分はあるが、時間に追われる負担感は少ない」と説明した。
 接種を受けた米子市内の保育施設で働く保健師山西由希子さん(54)は「いろいろな手段を使って早く希望者が打てるようになればいい」と話した。
 山陰両県では鳥取県のみが県営会場を開設。米子、鳥取両会場で7月末までに各800人の高齢者の2回接種を終える計画だが、米子会場は予約が低調で、対象を市内の保育関係者などに広げて受け付けている。
(田淵浩平)