安倍晋三元首相が選挙の応援演説中に銃撃され、死亡した事件から8日で2年を迎えた。事件を機に、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の高額献金問題や「宗教2世」の存在が知られるようになり、教団の解散命令請求が申し立てられた。山上徹也被告(43)は、なぜ安倍氏を狙ったのか。動機や事件の余波について本人が語る機会となる公判は、来年にずれ込む見通し。有識者は厳しい刑が言い渡される可能性があると分析する。
山上被告は逮捕後、母親が高額献金をした旧統一教会を恨み「(教団を韓国から)招き入れたのは岸信介元首相。だから(孫の)安倍氏を殺した」などと供述したとされる。母親の献金額は...











