山陰インド協会理事で、水産加工品製造などを手掛ける「海産物のきむらや」(鳥取県境港市渡町)の木村隆之社長に、沖縄県伊平屋村から名誉村民章が贈られた。
木村社長は、1979年から伊平屋村の漁協とモズクの取り引きを始め、96年からは伊平屋村と境港市の小学生による交流事業に乗り出し、村の発展に寄与したことが高く評価された。
伊平屋村は沖縄県の最北端に当たる離島で、人口約1500人。同社であった式では、伊礼幸雄村長が木村社長に村民章を授与し、記念の泡盛も贈った。
木村社長は境港の子どもたちには沖縄の海を、伊平屋村の子どもには大山の雪を見せたいと交流を始めたと振り返り「経済状況も変化しているが、交流は今度も続けたい」と話した。