生徒が語る 浜田水産高等学校の今と未来

浜田水産高等学校で学ぶ3人の生徒が学校生活について語ります。
学校の魅力や将来の夢、中学生へのメッセージなど、リアルな声を届けます。

左から 山本 優斗さん(海洋技術科海洋コース 2年) 石津 由依さん(食品流通科 2年) 吉田 拓潤さん(専攻科 1年) 

Q.進学理由

吉田拓潤さん(以下、吉田)
兄が水産高校に通っていて、学校の魅力や良さ、神海丸での様子など船の知識を教えてもらったことが興味を持つきっかけでした。

石津由依さん(以下、石津)
父と釣った魚を母とさばいたり、料理したりするのが楽しかったです。4歳上の兄も水産高校の卒業生で兄の助言もあり、調理に関することも学びたいと思い食品流通科を選びました。

山本優斗さん(以下、山本)
昔から海で泳いだり、釣りをしたりするのが好きで、たくさんの魚を見てみたいという思いが強く、将来は漁師になりたいので決めました。


Q.浜田水産の魅力

吉田
神海丸での実習など、ここでしか学べないことがたくさんあります。
ハワイに向かう途中でのマグロのはえ縄漁をはじめ、宮城県では船を造るドックの見学など、大変ですが、仲間と協力して自分が成長でき、楽しい経験です。

山本
実習が多く、資格がたくさん取れ、就職に有利になります。授業で印象深いのは、1年生の6月にあるイカ釣り実習が楽しかったことです。夜にたくさん釣れました。
また、就職に向け4級海技士の資格取得に向けて勉強しています。先生がマンツーマンでしっかりサポートしてくれます。興味があることを集中して学べる環境が整っています。

石津
魚をさばいて、マグロを蒸して缶詰にしたり、海洋技術科の生徒が釣った魚をさばいて加工したりもします。商品を販売する経験もできます。
お魚市場で自分たちが作った商品の販売もします。お客さんとの直接対面で話す機会もあり、コミュニケーションを取れることも魅力です。


Q.中学生に向けたメッセージ

吉田
自分が何をしたいかを明確に決めて、決めたからには努力して、実行していくことが大事です。

石津
専門高校なので興味がないと飽きてしまったり、続けられなかったりします。船に乗りたいなど具体的な好奇心や夢がある人にぜひ浜田水産高校に来てもらいたいです。

山本
オープンスクールにはたくさん行った方が良いと思います。パンフレットだけでなく、行ってみないと分からないこともあると思います。中学校の頃にはやりたいことを楽しんでもらいたいです。

卒業生からひとこと

浜田水産高校に興味を持ったきっかけは、地域の食料を使って実習製品を作れることでした。自分の住んでいる場所の物を、実習製品を通してたくさんの人に知ってもらうことが出来るのは、浜田水産高校ならではの魅力です。
地域と深い関わりを持つという点が、今の職場を選んだ理由になりました。当金庫は地域への貢献を大切にしているので、学生時代に積み重ねた事が少なからず今の職に繋がっていると思うと嬉しい限りです。
これからも今以上に大切な地元への感謝を忘れることなく、過ごしていきたいです。

在学中は部活と資格取得の勉強と、今思えば忙しい毎日でしたが、当時はそんな日々を楽しく過ごしていました。
卒業後は専攻科機関科に進学し、上級海技士資格取得に向けて国内・国際航海実習など練習船に乗り勉強していきました。目標としていた資格を無事に取得することができ、現在はその資格を生かし漁業調査船に一等機関士として乗船しています。
在学中に取得した資格で仕事ができ、専門高校を選んで良かったと思っています。