生徒が語る 矢上高校の今と未来

矢上高等学校で学ぶ3人の生徒が学校生活について語ります。
学校の魅力や将来の夢、中学生へのメッセージなどリアルな声を届けます。

林田 悠良さん(産業技術科(動物コース)3年生) 古谷 優羽輝さん(産業技術科(植物コース)2年生) 石田 明衣さん(普通科3年生)

Q.進学理由

林田悠良さん(以下、林田)
生物全般が好きで、動物に関わる仕事がしたいと考えていました。牛がいる高校に進学したく、選びました。

古谷優羽輝さん(以下、古谷)
専門的なことを学びたいと考え、その中で植物か動物が良いなと思っていました。矢上高校は、1年時で3コースを学べるので、全部学んだ上で自分の好きなコースに行けるのが魅力だと感じました。


Q.矢上高校の魅力

石田明衣さん(以下、石田)
小規模校なので先生に相談しやすいのも魅力です。テスト期間中に聞きに行くと親身になって相談に乗ってもらえます。

古谷
将来に生かせる接客を産業祭などで学べることです。お客さんとのコミュニケーションも大切だと思いました。

林田
島根県でも2校しかない牛がいる高校で、それぞれのコースでやりたいことが追求できます。実習で身をもって学習できるのが一番の魅力です。課題研究で、チームごとに牛舎の環境改善やネズミを減らす取り組みなどを考えています。


Q.部活動や同好会活動

林田
神楽愛好会に所属しています。広島市出身で地元でも神楽をしていました。進学理由や魅力の一つに神楽ができることもありました。地元とは神楽の種類は違いますが、昔から憧れていた神舞をしたいと思っていました。神楽関係で人とのつながりも増えました。

古谷
邑南町の食材を使って商品を開発する食と農研究会で活動しています。イノシシ肉を使ったお好み焼きを松江市のサンラポーむらくもで販売しました。小さい子から高齢者まで食べられるものを考えることが大変でした。


Q.中学生に向けたメッセージ

石田
もっと外に出て様々な経験をしたり、たくさんオープンスクールに行ったりした方が良いと思います。

古谷
面接試験の練習をしっかりしておけば良かったと思います。知らない人と話すので、関わったことのない友達とも話すなどしていました。

林田
明確な目標を持って進学などを考えていたら、高校のうちにできることもあると思います。まずは目標を持つことが大切だと思います。

卒業生からひとこと

産業技術科は、外部との関わりが多いです。農業クラブの会長として研修に参加したり、他の専門高校とも関わったりできたことはとても良い経験になりました。また、ExcelやWordの使い方を学ぶ授業があったので、社会人になった今もその経験がいきています。現在の職場では、農業と関わる機会が多いので、話が頭に入ってきて高校での学びを生かせています。

高校で農業を学び、植物の成長を見守る楽しさや、手間をかけて育てた野菜の収穫に大きな達成感を感じました。農業に向き合った高校生活を通じて、自分の進む道が見えてきたと思います。地元・邑南町の魅力を守り、さらに生かすために、農業への情熱を持って島根大学で農業経済や地域づくりを学びたいと考えています。