健康麻雀が広げる、世代と地域の新しいつながり

大学時代、先輩に誘われて初めて雀荘の扉を開いた――それが豊島恭二さんの麻雀人生の始まりでした。社会人になってからも仲間と卓を囲み、地域で大会を企画。麻雀はいつも人と人をつなぐ場でした。

転機となったのは、約7~8年前。島根県の健康麻雀予選会の情報を知り、参加したことがきっかけです。前会長からの打診もあり、現在は島根県麻雀連盟の会長として、健康麻雀の普及に力を注いでいます。

「麻雀の魅力は、世代や地域を超えて人が集まり、交流が生まれることです。競技中は真剣勝負ですが、終われば地域の話や健康のことなど、さまざまな会話が広がります。定期的に集まることで、独居の高齢者の安否確認にもつながり、コミュニティの見守りの役割も果たしています。健康麻雀は『飲まない・吸わない・賭けない』が原則。誰でも気軽に参加できるのが魅力です」

「昔麻雀をやっていたけれど、今は遠ざかっている」「地域活動に参加するきっかけがほしい」という方は、ぜひ健康麻雀に挑戦してみてください。

手先が動けば、年齢や体力に関係なく楽しめます。家に閉じこもりがちな方も、麻雀を通じて人と交流し、毎日に新しい活力を見つけてほしい。各地に赴いて健康麻雀教室を開催していますので、興味があればぜひご連絡ください。

島根創生計画では、高齢者の活躍推進を掲げ、高齢者の地域活動の参加を応援しています。本企画では実際に、地域で活躍されている方々をご紹介します!