1945年8月6日の原爆投下で、広島市内は焦土と化した。当時、千人以上を収容していた広島刑務所も全壊し、死傷者は職員を含めて600人を超えたとされる。その数日後、川に浮いた遺体の収容作業に受刑者らが従事したことを記録した文書が、広島刑務所に保管されていたことが分かった。市内中心部の元安川に浮かんでいた遺体は引き揚げられ「火葬された」とあ...