べにはるかを掘り起こす作業スタッフ=出雲市湖陵町差海
べにはるかを掘り起こす作業スタッフ=出雲市湖陵町差海

 秋の味覚、出雲市湖陵町特産のサツマイモ「西浜いも」の収穫シーズンを迎えた。湖陵町差海の農地では17日、生産者らが土の中から大きく成長した赤紫色の芋を掘り出した。

 日本海の潮風を受け、ミネラル豊富な砂丘地で育った西浜いもは甘みが強く、整った形が特徴。湖陵町かんしょ生産組合(小原英二組合長、23人)が紅あずま(1・8ヘクタール)と、べにはるか(8・2ヘクタール)を栽培する。

 7月の大雨で農地の砂が流される被害や、一転して少雨となったことによる生育の遅れもあったが、8月中旬からの雨で回復傾向という。収穫は9月上旬に始まり、10月末ごろまで。昨年比12・5%増の45トンの収穫を目指す。

 この日は坂本博司さん(66)=湖陵町二部=が作業スタッフ2人と朝から約500キロの収穫に励んだ。機械で根やつるを切った後、傷を付けないように、べにはるかを掘り起こし、少し乾かしてからコンテナに詰めた。坂本さんは「炊飯器で蒸して食べるのがおすすめ。販売を楽しみにしてほしい」と話した。

 生産組合の西浜いもは出雲市内のスーパーなどで10月から販売予定。10月1日から11月3日までは芋掘り体験ができる観光農園(湖陵町差海)を開く。問い合わせは生産組合、電話0853(43)7007。
     (月森かな子)