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  • 止水は深し

    2020年2月12日

     幼なじみで快活なビアンカか、富豪の令嬢でおしとやかなフローラか。テレビゲームソフト「ドラゴンクエストV(ファイブ)」に花嫁選びイベントがある。どちらを選ぶべきか、1992年の発売から四半世紀経た今も

  • 診療報酬改定/勤務医の負担軽減急げ

    2020年2月12日

     医療サービスの公定価格である診療報酬の4月からの改定内容が決まった。過酷な労働環境にある勤務医の働き方改革を進める目的で、関連する報酬を手厚くするのが柱だ。増額分をどう使うかは医療機関の判断であり、

  • うつ病との付き合い方

    2020年2月11日

     耽美(たんび)派の文豪として知られる谷崎潤一郎の戦前の随筆に「懶惰(らんだ)の説」というのがある。懶惰とは見るからに難しそうだが、平たく言えば、ぐうたらのことである。文士らしく凝った言葉に勤勉や努力

  • 少年法年齢引き下げ/確たる根拠が見えない

    2020年2月11日

     政府は、少年法の適用年齢を20歳未満から18歳未満に引き下げる改正案の今国会提出を見送る方向で調整に入った。当初、2017年3月から引き下げの是非などを議論している法相の諮問機関・法制審議会から2月

  • IT革命への対応/日本の長所を生かそう

    2020年2月10日

    島根経済同友会終身特別幹事 宮脇 和秀 1853年に黒船を率いて来航したペリー提督が「ひとたび文明世界の過去および現在の知識を習得したら、日本人は将来の機械技術分野で強力な競争相手となるだろう」と言っ

  • 見てきたような嘘をつき

    2020年2月10日

     同じ日本の代表的な話芸でも、落語と講談は似て非なるものだ。落語が会話のやりとりで笑いを誘うのに対し、講談は釈台を張り扇でたたいてリズムを取り、まるで歴史上の出来事に居合わせたかのように子細を語り観客

  • 第50回ダボス会議/大転換への覚悟を

    2020年2月10日

     世界経済フォーラム(WEF)が主催し、各国の政治リーダーや企業トップらが集まり国際社会が抱える問題の解決策を探る年次総会(ダボス会議)が先月、開催された。 今回が50回目となる会議だったが、「気候の

  • 北方領土の日/国民に現状の説明を

    2020年2月8日

     ロシアとの北方領土返還交渉は行き詰まり、打開の見通しが立たないのが現状ではないか。安倍晋三首相は「北方領土の日」に開かれた「北方領土返還要求全国大会」で、「双方が受け入れられる解決策を見つけるため交

  • モンブランの太い文字

    2020年2月8日

     益田市出身で文芸春秋の名物編集者だった高橋一清さんは、これはと思う新人作家の原稿に巡り合うと、すぐに手紙やはがきを送った。率直な感想や思いをつづり、新作が書けたら自分宛てに送るようお願いした▼例えば

  • 野望と一極集中

    2020年2月7日

     東京への一極集中が止まらない。この問題は、きれい事だけでなく、人間が抱く「野望」を踏まえて考える必要があるという。歴史学者で独特の日本人論でも知られる故・会田雄次さんが昔、指摘していた▼会田さんが例

  • 米大統領弾劾裁判で無罪/分断は修復可能なのか

    2020年2月7日

     米国の分断がここまで深まったのかと驚く。4日のトランプ大統領の一般教書演説に続いて、史上3人目となった大統領弾劾裁判の5日の無罪評決は、トランプ氏を支持する与党共和党と野党民主党の激しい対立を浮き彫

  • 松江を愛した写真家

    2020年2月6日

     戦後を代表する写真家として活躍した奈良原一高さんが先月、88歳で亡くなった。早稲田大大学院在学中に開いた最初の個展「人間の土地」が写真界に衝撃を与えた。長崎県の端島(通称軍艦島)で石炭の採掘に従事し

  • 新型肺炎と経済/中国経済の悪化に備えを

    2020年2月6日

     新型コロナウイルスによる肺炎の拡大が止まらず、世界経済に暗い影を落とし始めた。米中貿易摩擦の影響などで減速している中国経済が急激に悪化すれば、その影響は甚大だ。特に昨年10月の消費税増税で景気後退色

  • レジェンドの金言

    2020年2月5日

     監督のパワハラ問題で揺れるバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジック。監督代行を迎えて立て直しを図るものの、チームを勢いづかせる白星が遠い。B1残留に向けて今が踏ん張りどころだ▼

  • 海自艦が中東へ/不測の事態への対処は?

    2020年2月5日

     中東海域での日本関係船舶の安全を確保するために情報収集活動を行う海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が出航した。2月下旬に現場海域に到着、1月から任務に就いたP3C哨戒機と共に活動する。国会承認の必要がな

  • フィンランドと日本

    2020年2月4日

     30代女性の首相「ごく自然」-の見出しとともに、女性閣僚4人が並んだ写真に目を引かれた読者も多かったのではないだろうか。先月12日付の本紙の特集面サンデープラス。昨年12月に34歳の女性首相が誕生し

  • ふるさと納税裁判/制度の不備見つめ直せ

    2020年2月4日

     ふるさと納税の新制度から締め出されたのは違法だとして、大阪府泉佐野市が総務省に取り消しを求めた訴訟で、大阪高裁(佐村浩之裁判長)は請求を棄却した。法規制前の段階における行きすぎた返礼品で巨額の寄付を

  • 「年金不安」

    2020年2月3日

     年金の話は、気が滅入るという人が少なくない。昨年「老後には2千万円の蓄えが必要」との金融庁報告書が国民から袋だたきに遭ったのも、心配の種を逆なでするように説教調で公表し、不安をあおったからだ。「20

  • 予算委論戦/議会を壊すのは誰か

    2020年2月3日

     これが安倍晋三首相の言う「謙虚に受け止め、丁寧に対応する」姿なのだろうか。 一問一答形式の本格論戦、衆参両院の予算委員会の第1ラウンドが終了した。野党は、公費で開催する「桜を見る会」の私物化問題、国

  • 英、EU離脱/欧州統合、覚醒の機会に

    2020年2月2日

     英国が欧州連合(EU)を離脱した。統合欧州の母体である欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)が1952年に6カ国で発足後、28カ国体制にまで拡大と深化を続けたEUが史上初めて縮小へと反転する。英国を失ったE

  • 高橋名人の名言

    2020年2月2日

     ファミコン世代にとって「高橋名人」こと高橋利幸さんはヒーローだった。ゲーム会社の社員として全国を行脚。コントローラーボタンを連打する「16連射」でブームの火付け役となり、自身がゲームソフトのキャラク

  • 60歳からの主張

    2020年2月1日

     <白内障 術後に知った妻のシワ>。全国老人福祉施設協議会が、60歳以上の男女を対象に募集した「60歳からの主張」川柳部門の入賞作の一つ。顔に刻まれた年輪を見てどう思ったのか聞いてみたい▼応募数は「エ

  • 新型肺炎で緊急事態宣言/「減災」の発想が必要だ

    2020年2月1日

     中国湖北省武漢市を基点に感染拡大が続いている新型コロナウイルスによる肺炎について、世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当すると宣言した。 中国への渡航制限勧告は含ま

  • 日本遺産

    2020年1月31日

     日本遺産「神楽」の認定記念と銘打ち、2月23日に浜田市・石央文化ホールで開かれる「石見の舞い 神降臨祭」特別公演(石見観光振興協議会主催)。同5日まで、山陰中央新報社西部本社で参加証(無料)の申し込

  • 春闘スタート/まず賃上げが重要だ

    2020年1月31日

     連合の神津里季生会長と経団連の中西宏明会長が会談し2020年春闘が事実上始まった。今春闘で注目されるのは、経団連が経営側の交渉指針で日本型雇用の見直しに言及したことだ。問題提起の意図は理解できる。し

  • 犯罪を未然に防ぐ術

    2020年1月30日

     出雲市内の運送会社で発生した18時間にわたる立てこもり事件から、半月余り経過した。今月14日昼から15日朝にかけて、本紙も現場に7人の記者を投入し、交代で事態の進展を見守った▼こうした緊迫した場面で

  • 米の中東和平案/国際合意無視が甚だしい

    2020年1月30日

     トランプ米大統領が発表した中東和平案は、イスラエルの占領地ヨルダン川西岸に建設された入植地をイスラエルの主権下にあると宣言し、帰属が争われてきた聖地エルサレムは「分断せず、イスラエルの首都とする」と

  • 咳をしても一人

    2020年1月29日

     「咳をしても一人」。鳥取市出身の漂泊の俳人、尾崎放哉の有名な句だ。100年近く前、最晩年の8カ月を過ごした小豆島(香川県)の寺の庵で詠んだ。10文字にも満たない、短い言葉から孤独感が伝わってくる▼実

  • 指定感染症/人権配慮し拡大阻止を

    2020年1月29日

     新型コロナウイルスによる肺炎を感染症法上の「指定感染症」とすることが28日、閣議決定された。国内での感染拡大阻止が狙いで、2月7日の政令施行後、法に基づき患者の強制的な入院や就業制限が可能になる。 

  • 歴史認識と高校生

    2020年1月28日

     大学入試共通テストへの英語民間試験と国語・数学の記述式問題の導入見送りに続く第3のドタキャンになるのでは-2022年度から導入される新科目の高校の歴史総合について島根県の教育関係者からこんな声を聞い

  • 島根県の高齢者雇用/シニア就労先進県目指せ

    2020年1月28日

     島根県内で高齢者雇用が進んでいる。従業員31人以上の企業で66歳以降も働ける企業の割合が昨年、過去最高の40%を記録し、全国都道府県で46%の秋田を最高に大分に次いで3位となった。鳥取県は全国平均並

  • 核のごみ

    2020年1月27日

     原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場の候補地選びに関する自治体向け説明会が鳥取市であった。国の担当者がインフラ整備など受け入れ地域への支援策を強調するのを聞き、アメを見せて迷惑施

  • NHK新会長就任/経営計画で国民的議論を

    2020年1月27日

     NHKの新会長に前田晃伸・元みずほフィナンシャルグループ会長が就任した。メディア環境が激変する中で、連結決算の事業収入約8千億円、グループ役職員1万6千人超の巨艦を率いる。 当面の課題は、3月に始め

  • 看護の心と地域実習/地域志向強い人材育む

    2020年1月26日

     島根県立大学学長代行 山下 一也 島根県立大学出雲キャンパス看護学科の目的の一つは、地域の病院で働き、住民らに寄り添いながら看護ができる人材を育てることにある。そのために、開学以来、県内での地域実習

  • 巨大IT規制/新ルールで公平な取引を

    2020年1月26日

     政府は今の通常国会に「プラットフォーマー」と呼ばれる巨大IT企業に対する規制を強化する法案を提出する。取引先企業との契約条件の開示や運営状況の政府への報告を義務付ける。 圧倒的な市場占有率を背景にし

  • 算数で考える将来課題

    2020年1月26日

     少しだけ算数を使って考えてみると、ニュースに出てくる数字から世の中や将来の課題が見えてくる。例えば今年の新成人は122万人だったが、昨年の出生数は86万人余り。20年後の20歳人口の目安は36万人減

  • この暖かさは…

    2020年1月25日

     寒中だ。小寒(6日)から寒に入り、寒さが本格的になるとされる。20日は大寒だった。ここから立春(2月4日)ごろまでが一年で最も寒い季節のはず。しかし、この暖かさはどうだ。寒中どころか、春本番を思わせ

  • ロシア憲法修正/議会を基盤に支配継続へ

    2020年1月25日

     ロシアのプーチン大統領が現行憲法の修正に乗り出した。恒例の年次報告で説明した修正案の骨子によれば、現在は大統領に集中している重要な権限を議会へ移す。2024年に大統領の任期が切れた後も、議会を基盤に

  • 政変のジンクス

    2020年1月24日

     東京五輪開幕まで、きょうで半年。本番に向け熱気が高まってきた。20日に開会した通常国会の施政方針演説で安倍晋三首相は「日本全体が力を合わせて、世界中に感動を与える最高の大会とする」と力を込めた▼その

  • 衆参代表質問/不信解消へ誠意を

    2020年1月24日

     誠意を欠き、身勝手な答弁と言わざるを得ない。衆参両院での代表質問で、安倍晋三首相は野党が追及する「桜を見る会」や統合型リゾート施設(IR)に絡む汚職事件などについて従来通りの答弁を繰り返す一方、憲法

  • 五感を生かしたものづくり

    2020年1月23日

     ふいごから風が送られるたびに「ゴーッ」と音を上げ、オレンジ色の炎が燃え上がる。日本古来のたたら製鉄で日本刀の原料となる玉鋼を作る、島根県奥出雲町大呂の日刀保(にっとうほ)(日本美術刀剣保存協会)たた

  • 新型肺炎/迅速・的確な情報提供を

    2020年1月23日

     中国・武漢市から始まった新型コロナウイルス感染が急拡大している。22日夕までに肺炎発症者は400人を超え、9人が死亡した。医療従事者の感染も増加。日本など中国以外での発症・感染者確認も相次いでいる。

  • 副総理の言葉

    2020年1月22日

     「2千年の長きにわたって一つの言葉、一つの民族、一つの王朝が続いているなんていう国はここしかない」。麻生太郎副総理兼財務相が福岡県で先日開いた国政報告会でこんな発言をし、その後訂正、謝罪した。政府が

  • 伊方原発運転認めず/あくまで安全が最優先だ

    2020年1月22日

     四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転禁止を求めて、山口県の三つの島の住民が申し立てた仮処分の即時抗告審で、広島高裁が運転を認めない決定をした。伊方3号機の運転が禁じられるのは、2017年の広

  • 方言を追って

    2020年1月21日

     暖冬といえども朝晩は道路がしみる。路面凍結を意味する「しみる」は出雲、石見でも使われる方言だ。歯が痛いのを「はしる」、苦しさを「いたしい」と表現するのも同じ。ただ、浜田で話をするとすぐに「出雲の人で

  • 施政方針演説/問われるのは五輪後だ

    2020年1月21日

     安倍晋三首相は通常国会での施政方針演説で、東京五輪・パラリンピック開催年の明るい展望を語り「新しい時代へ踏み出そう」と訴えた。 自民党総裁任期が2年を切り、年内にも衆院解散を探る首相はレガシー(政治

  • 「青春オールドサウンズ」

    2020年1月20日

     フォークソングやグループサウンズ(GS)世代と言えば、70歳前後が中心だろうか。その世代の青春時代をよみがえらせる定番曲の演奏を続けて11年。松江市の玉湯小学校の元教職員やPTA関係者らでつくる「勾

  • 通常国会召集/立法府再生の瀬戸際だ

    2020年1月20日

     権威も、機能も失墜した言論の府が再生できるのか、瀬戸際に立たされている。与野党を問わず衆参両院の議員は、立法府の一員であるという自覚を持ち、存在意義を取り戻す最後のチャンスと認識してほしい。 通常国

  • 60年サイクル

    2020年1月19日

     当時、東大生だった樺(かんば)美智子さんが生きていたら、もう82歳になる。現行の日米安保条約が署名されて19日で60年。樺さんは署名から5カ月後の「60年安保闘争」で国会に突入したデモ隊の中にいて亡

  • 竹島問題の奇妙さ/ようやく始まった脱却の動き

    2020年1月19日

     島根県竹島問題研究会研究委員 藤井 賢二 竹島問題は奇妙な問題である。 自国の領土が奪われているにもかかわらず、多くの日本人に被害者意識はなかった。「正直、竹島問題はよくわからないので関わるのはでき

  • 米中貿易合意/第2段階交渉の加速を

    2020年1月19日

     米中両政府は貿易協議の「第1段階」合意に署名した。2018年7月に本格化した米中貿易摩擦は休戦に入るが、焦点の中国の構造改革は「第2段階」の交渉に先送りされた。貿易摩擦が再燃すれば世界経済は大きな打

  • 空気が変わる取得になるか

    2020年1月18日

     空気は変わるか。自民党の小泉進次郎環境相にきのう、男児が誕生した。男性閣僚として初めて育児休業を取る。案の定、賛否の嵐だ。ネット上は否が多い。「税金で給与を得ているのに」「大臣を辞めてからやれ」…▼

  • 前法相夫妻と疑惑/もう沈黙は許されない

    2020年1月18日

     自民党・河井案里参院議員の陣営が昨年7月の参院選で、車上運動員に法定上限を超える報酬を支払った疑いがあるとして、広島地検は公選法違反(買収)容疑で案里氏や、夫で法相を辞任した河井克行衆院議員の地元事

  • あの日から四半世紀

    2020年1月17日

     初めて震度7を記録し、甚大な被害が出た阪神大震災から、きょうで25年。発生当時、東京の大学に通っていた。携帯電話が普及していない時代。関西に住む友人らの安否を気遣い、固定電話が鳴るのを待った。その後

  • 阪神大震災25年/課題検証と備え拡充を

    2020年1月17日

     6434人が犠牲になった阪神大震災から17日で25年。神戸市など被災地は祈りに包まれる。戦後、初めて大都市を襲った直下型地震により、高速道路の高架は崩落。老朽化した家屋や建物が次々に倒れ、多くの人が

  • 「さ、ひっくり返そう。」

    2020年1月16日

     序盤から荒れ模様の大相撲初場所の注目は、角界屈指の人気者で幕内最軽量の炎鵬。この小兵力士を起用した広告の文章も注目を集めている▼<大逆転は、起こりうる。わたしは、その言葉を信じない。どうせ奇跡なんて

  • 台湾総統選で蔡氏圧勝/中国は民意を尊重せよ

    2020年1月16日

     台湾の総統選で、対中独立志向の与党、民主進歩党(民進党)の現職、蔡英文氏が親中路線の最大野党、国民党の韓国瑜・高雄市長らを総統選史上最多の得票数で破り、再選を果たした。 最大の争点は対中政策。民進党

  • 五輪イヤーに先人の足跡たどる

    2020年1月15日

     1964年10月10日、東京五輪の開会式。選手団入場で、競泳日本代表で旗手を務めた浜田市出身の福井誠選手を先頭に赤いジャケットの日本選手団が最後に国立競技場に姿を見せると、会場は大歓声に包まれた。そ

  • ウクライナ機撃墜/この悲劇に目を覚ませ

    2020年1月15日

     最悪の悲劇が起きた。軍事的緊張が高まるイランの首都テヘランを離陸したウクライナ旅客機をイラン軍が「敵」と見誤って撃墜してしまった。イラン人、カナダ人、ウクライナ人など乗客と乗員の計170人以上全員が

  • たたらと言葉

    2020年1月14日

     奥出雲地方に今も伝わるたたら製鉄にまつわる言葉は、日常的によく使われる。代わりばんこ、とんちんかんに始まって相づちを打つ、焼きを入れる、焼きが回るなど作業工程を人間くさく例えて言葉にする。日立金属安

  • 養育費見直し/公的関与の強化検討を

    2020年1月14日

     離婚により子どもと離れた側の親が支払う養育費を巡り、最高裁の司法研修所は16年ぶりに離婚裁判などで使われる算定表を改定した。現行の算定表に基づく養育費は低すぎて、ひとり親家庭の貧困を招く一因になって

  • 母親の姿を見て育つ

    2020年1月13日

     昨年の出生数は86万人台だという。1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率が「丙午(ひのえうま)」の迷信が響いた1966年以上に落ち込み「1.57ショック」と言われた31年前でも出生数は

  • 介護保険制度見直し/負担増先送りでいいのか

    2020年1月13日

     2021年度に予定される、3年に1度の介護保険制度見直し案が固まった。焦点になっていた、サービス利用時の2割自己負担の対象者拡大は先送りされ、全体として小粒な内容となった。 75歳以上の後期高齢者の

  • 消費者市民社会/買い物が世界変える

    2020年1月12日

     弁護士 遠藤 郁哉 現代日本社会において、買い物をすることなく生活している人はまずいない。その意味で、私たちはひとり残らず消費者である。では、買い物をするとき、どのような点に着目して商品を選んでいる

  • カジノ管理委発足/不正防止に万全を期せ

    2020年1月12日

     カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で東京地検特捜部の捜査が拡大する中、政府は内閣府の外局としてカジノの運営を監督し、ギャンブル依存症対策も担うカジノ管理委員会を発足させた

  • 餅は餅屋

    2020年1月12日

     「餅は餅屋」という。何事も専門家に任せるのが一番とのたとえ。「ブン屋」と呼ばれる新聞記者の専門は文筆で、しゃべりではないのだが、講演依頼が舞い込む。「これも仕事」と割り切って臨むも、決して冗舌な方で

  • 進撃のヒゲダン

    2020年1月11日

     56年前、東京五輪の柔道競技会場としてオープンした日本武道館は、武道や格闘技の聖地である一方、国内外の有名ミュージシャンのライブ会場としての顔も併せ持つ▼法隆寺の夢殿をイメージした八角形の建物は、音

  • ゴーン被告会見/逃亡は正当化できない

    2020年1月11日

     特別背任罪などで起訴され、保釈中に日本から逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告が、レバノンのベイルートで記者会見した。自らの潔白を訴え「推定有罪の原則がはびこっている」「公平な裁判を受けられ

  • 転売社会

    2020年1月10日

     プラモデルは組み立てずに、部品を眺めるのが楽しい。飛行機や戦車などは複数のバリエーションを作り分けられるため、どう組み立て、どう塗るかとあれこれ想像でき、堪能したら売る。組み立てると想像の余地がなく

  • イランの米基地攻撃/両国が理性的行動を

    2020年1月10日

     イランが革命防衛隊司令官殺害の報復としてイラクにある米軍駐留基地を多数のミサイルで攻撃。報復のエスカレートによる本格的な軍事衝突の懸念が強まっていたが、トランプ米大統領は8日、軍事的報復をしないと表

  • 国際世論の論客

    2020年1月9日

     中東は、日本にとって近くて遠い地域と言われている。原油輸入の大半を依存しながら、宗教や民族問題が複雑に絡み合って繰り返される紛争の歴史は、その時々の大国の思惑にも振り回されて日本人にとっては分かりに

  • 相模原事件初公判/凶行の全貌に迫れるか

    2020年1月9日

     相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、入所者19人が殺害され、26人が重軽傷を負った事件の裁判員裁判初公判が横浜地裁であり、殺人罪などに問われた元施設職員植松聖被告は起訴内容

  • 日本のはじまり、ここにあり

    2020年1月8日

     2020年は出雲の歴史文化を国内外に発信する上で、画期的な年になりそうだ。15日に東京・上野の東京国立博物館で特別展「出雲と大和」が開幕する。日本を代表する博物館のうち最も広い平成館では通常、海外の

  • 緊迫の米イラン関係/米大統領の暴走抑制を

    2020年1月8日

     トランプ米大統領が指示したイランのソレイマニ司令官殺害で、中東情勢が緊迫の度を増している。イランは米国に対する報復を宣言し、イラン核合意で制限されてきたウラン濃縮活動を無制限で行うと発表した。米国は

  • 便利さが生む不便

    2020年1月7日

     年が明け、大学入試センター試験まで2週間を切った。受験生や保護者は緊張感が高まっているだろう。わが家もそう。今後、センター試験の結果を見て出願先を決めることになるが、親世代として隔世の感を覚えるのが

  • ゴーン前会長逃亡/無実の訴え色あせた

    2020年1月7日

     特別背任罪などに問われ、海外渡航禁止を条件に保釈中の日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告が中東レバノンに逃亡した。出国審査をすり抜け、プライベートジェットでレバノンの首都ベイルートに着いたとされる。

  • 五輪と万博

    2020年1月6日

     正月三が日に土日が続いて、きょうが仕事始めの人も多いだろう。2020年は東京五輪が開催される特別な年。夏場は仕事どころではなくなりそう▼今年は別の節目の年でもある。前回の東京五輪の6年後に開かれた1

  • 辺野古工期延長/「普天間」の早期閉鎖を

    2020年1月6日

     米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事を巡り防衛省は昨年末、当初想定した工期が大幅に延び、事業完了までに今後、約12年かかるとする計画見直し案を公表した。埋め立て予定海域で見つ

  • 頭の準備体操

    2020年1月5日

     日本人は古来、「知的遊戯」と言える言葉遊びに親しんできた。『万葉集』には、九九を使って「十六」を「シシ」と読ませるなど「戯訓(ぎくん)」と呼ばれる手法が出てくる。あすは、もう仕事始め。そこで年末年始

  • 新年・経済展望/増税の影響克服できるか

    2020年1月5日

     2020年の日本経済は、消費税増税の影響を克服して安定成長を実現できるかどうかが焦点となる。海外にも米中貿易摩擦などのリスクが残っており、悪条件が重なれば景気が失速する懸念は小さくない。十分な警戒が

  • 食わず嫌いにさようなら

    2020年1月4日

     「教養としてのプログラミング講座」(清水亮著)という本を読んだことがある。その時は何となく「分かったつもり」にしていたが、今は内容はほとんど覚えていない。プログラミングのにおいのようなものを感じただ

  • 新年・政治展望/安倍政治の最終総括を

    2020年1月4日

     2020年は「安倍政治」の最終総括を始める年になろう。在任期間が憲政史上最長を更新し続ける安倍晋三首相だが、自民党総裁としての任期が21年9月末まで、衆院議員の任期が翌月21日までと、それぞれ2年を

  • 新年・五輪展望/伝統的な価値を大切に

    2020年1月3日

     東京五輪・パラリンピックの年が明けた。スポーツは今、世界的な活況の中にある。日本も五輪実施競技は裾野を広げ、競技力を高めている。多くの国際大会での好成績がその証しだ。史上最大の規模となる日本選手団は

  • コンビニの元日休業

    2020年1月3日

     経済学に「囚人のジレンマ」という概念がある。別々に拘束された囚人が、ともに合理的な選択をしたにもかかわらず、双方にとって望ましくない結果になる例えだ▼今のコンビニ業界がまさに当てはまる。各社は店舗を

  • ねずみ男と水木さん

    2020年1月2日

     新しい年が明けた。今朝の新聞がいつもより分厚いのにお気付きだろう。「新年紙面」と題して、各新聞社は元日付に多くの特集記事を掲載している。編集担当に就くと、秋口から社内でテーマや素材を募るなど準備に大

  • 2020年を迎えて/山陰から世界へ視野を

    2020年1月2日

     令和になって初めての年明けを迎えた。2020年は、56年ぶりとなる東京五輪・パラリンピックが開催される記念の年。世界の強豪に挑む日本代表に刺激を受け、さまざまな分野で、山陰両県から世界へと視野を広げ

  • 「数十年に1度」の年

    2019年12月31日

     「亥(い)年」から「子(ね)年」へのカウントダウンが始まる大晦日(おおみそか)を迎えた。ちょうど十二支の最後から、また最初に戻るタイミングになる。世の中も時代の節目に差し掛かっているのだろう▼今年は

  • 出生数86万人/少子化対策立て直しを

    2019年12月31日

     2019年生まれの赤ちゃんは前年から5万4千人減り、過去最少の86万4千人に落ち込む見通しとなった。予想より2年早いペースで少子化が進む。死亡数から出生数を引いた人口の自然減も過去最大の51万2千人

  • 寒いソウルで見つけた温かいコト/日本観光維持に熱い思い

    2019年12月29日

     山陰インバウンド機構代表理事 福井 善朗 第6回日韓フォトコンテスト(在韓国日本大使館公報文化院主催)の表彰式典に出席するために、ソウルに行ってきた。 コンテストは日韓両国の写真愛好家が互いの国の魅

  • 数字で読む「最近の若者」/地域課題触れ高まる意欲

    2019年12月22日

    島根県教育魅力化特命官 岩本 悠 先月、若者の「社会や国に対する意識」の国際比較調査の結果が日本財団から発表された。欧米やアジア9カ国の18歳を比較したものであるが、驚いた。日本の若者は「自分の国の将

  • 誤りを認める勇気を/大規模・集中型への執着解け

    2019年12月15日

    一般社団法人持続可能な地域社会総合研究所所長 藤山 浩  いよいよ2020年代が始まる。時代を振り返ってみると、「失われた20年」は「30年」へと続いてしまった。待ったなしで、持続可能な文明への転換が

  • マスメディアとネットニュース~自ら招いた危機~/ニュース選択 世論二極化招く

    2019年12月9日

    京都大学公共政策大学院名誉フェロー 佐伯 英隆 ここ10年ばかり、新聞にせよテレビにせよ、個々のメディア企業ごとの政治的な主張や立場が、紙面や番組の作り方により露骨に表現されるようになって来たと感じる

  • 知ることの楽しさ/基礎知識、実体験が大事

    2019年11月24日

    元島根県教育長 藤原 義光 馬には失礼な言い方だが「馬齢を重ねる」だけでも、知っていること見たり聴いたり体験したりしたことが多くなる。しかし、ものごとについての興味や関心の対象が年を取るにしたがって変

  • 農業の労働力を補完/援農ボランティアを活用

    2019年11月17日

    街の元気づくりコーディネーター 久保 里砂子 農林水産省の調査によると、2018年の農業就業人口は175万3千人で、平均年齢は66・8歳である。15年からの3年間で16%減少し、0・4歳上がっている。

  • 戦争違法化の歴史展開/「力によらない平和」追求

    2019年11月11日

    島根大学名誉教授 牧田 幸人 国際法の歴史は「戦争との対決」であった。国際社会の法規範である国際法の存在理由や役割を展望する中で、それぞれの国家が何を基本的な共有価値とし、どのような観点から、平和で安

  • 高校野球追っ掛け10年目/死ぬまでに行きたい甲子園

    2019年10月27日

    元JC総研客員研究員 黒川 愼司 今年は、令和元年ですが、私の高校野球元年は、平成23(2011)年です。この年の4月から松江商業高校グラウンドへの「通勤」が始まりました。 松商通いは当時の和田監督と

  • 出雲市新体育館建設/大学に隣接 連携を期待

    2019年10月20日

    島根県立大学学長代行 山下 一也 出雲市で計画されている新しい市立体育館は、4年半後に島根県立大出雲キャンパス(出雲市西林木町)駐車場東側の隣接地に建設される予定だ。 新体育館は「スポーツをする」「み

  • 成年年齢の引き下げ/消費者被害拡大に懸念

    2019年10月13日

     弁護士 遠藤 郁哉 人はいつから大人になるのか。そのことを考えるとき、念頭におかなければならないのは「そもそも大人とは何か」ということである。 身体的、精神的に成熟した状態を大人というのであれば、発

  • <2>「ヨ ガ」

    2018年5月10日

    「ヨガ」という言葉は、サンスクリット語に由来し、その語根の「ヨグ」は、組み合わせる、つなげるということを意味します。したがって、様々な形のヨガを実践することによって、人は超越的な力(神様や、ヨガの実践者自身に眠る超越的な力)とつながることであると究極的には理解されます。

  • <1>「ナマステ」

    2017年6月2日

    マドゥリさんのコラム「今日も元気で!」 山陰インド協会は今月から、中村元記念館の協力を仰ぎ、山陰インド協会ホームページ上でインド政府公認ヒンディー語講師Kasibhala Madhuri(カシバトラ マドゥリ)さん(松江市在住)のコラム「今日も元気で」をスタートします。