(株)今井書店 代表取締役社長 島秀佳氏 写真
代表取締役社長 島秀佳 (株)今井書店

主役は君たちだ!

採用面接の時などに感じるのは、きちんと目的意識を持って勉強している学生が多いということです。学校やサークルだけでなく、ぜひ積極的に地域に関わってみてください。そうすれば周りも刺激を受けて良い方向に変わっていくと思います。学生時代に学び、身につけたことを存分に生かして、ともに地域を盛り上げましょう。

本社ロビーを交流拠点に

Q1. コロナ禍での書店の業況はいかがですか。

巣ごもり需要が追い風となり、2020年の書籍販売の売り上げは前年を超えました。旅行書が7割減と大きく落ち込む一方、春の休校時期には学習参考書が売れ、大ヒットした人気漫画「鬼滅の刃」の特需もありました。コロナの感染拡大以降、一部店舗では閉店時間を繰り上げる時短営業が続いています。夜遅い外出はできるだけ控える街の雰囲気が定着しつつあり、これを機に営業時間を見直すことも考えています。

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Q2. 学校現場ではICT(情報通信技術)の活用が広がっています。

デジタルへの移行に伴い、紙の教科書や教材の減少に危機感を持っています。教育現場の大きな変化に伴い、われわれも変わる必要があります。当社では、社員が学校で教員をサポートする「ICT支援員」の資格取得を進めています、既にいくつかの学校や自治体に支援員として常駐しています。

Q3. 本社1階のロビーを改装し、にぎわいの拠点としてリニューアルオープンしました。

山陰の歴史や文化の魅力を発信する目的で、郷土本を中心に、地元に関連する雑貨や加工食品を並べています。自費出版の相談を受けるほか、イベントスペースとしても利用していただけます。コロナ禍ではありますが、地域交流拠点として活用していただきたいと考えています。例えば戦後の混沌とした時代にも、書店は人々が集う場としてにぎわった歴史があります。不安な状況ではありますが、書店がそういう役割を担えれば良いと思います。

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Q4. 来年は創業150周年です。

記念事業のプロジェクトチームを立ち上げ、1年をかけて準備を進めます。「150周年イヤー」と位置付け、年間を通してイベントや企画を展開する予定です。出版物が広まれば知識や文化が普及し、地域が変わっていくという創業当時の考えは今も変わりありません。書店は時代によって形を変えながら、残し続けていかなければならないと考えています。

トップのオフ

2年ほど前からマラソンを始め、月に120㎞走っています。自宅のある米子から松江まで走ることもあります。昨夏からロードバイクにも挑戦しており、来年は創業150年の節目でもあるので、トライアスロンに挑戦してみたいと思っています。

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