(株)さんびる 代表取締役 田中正彦氏 写真
代表取締役 田中正彦 (株)さんびる

主役は君たちだ!

学校からの講演依頼が多く、体験を交えながら、1つの目標に向かってコツコツとやり続ける「継続は力なり」の大切さを語っています。ただ、目標と仕事の内容は違うこともあり、ときには勇気ある転換も必要です。学生の皆さんには文化を育んだ当地で就職の夢をかなえてほしいものです。

「道経一体」で地域に貢献

Q1. 新型コロナ禍で大きな影響を受けられたのではないでしょうか。

大型クルーズ船での発生以降、内部体制、業務とも多大な影響を受けました。新年度は3月から開始していますが、お客さまや社員らを対象にした創業祭、経営方針発表会などを中止し、年間行動計画を全て見直しました。業務では、ホテルや旅館の清掃が減少、介護予防教室を休止しましたので約2割の売り上げ減でした。この1年、未曽有の精神的ダメージを受けましたが、全ての関係者を守る行動だったと受け止めています。

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Q2. 一方で、新たなビジネスの開拓があったそうですね。

消毒商材などの取り扱いを始めました。コーティング材は、エレベーター、エスカレーターなど多くの人が触る場所に施しますが、空調機、加湿器などのフィルターへの塗布加工もしています。

Q3. 新しい部や課を設けて組織の充実に取り組んでおられます。

情報システム課は、テレワークの拡大やペーパーレスの時代を迎え、デジタル化を推進する必要に迫られていました。グループで1千人を超す社員の給与明細は封筒に入れ手渡ししていましたが、今秋から個人携帯に送ります。取引先との請求書は5割をデジタル処理するようになりました。清掃技術部は、ライバル企業に勝つための人材育成の一環です。経営で「道経(道徳と経済)一体」の取り組みをしていますが、企業の主人公は社員であり、大切な商品でもあります。道徳心を培った社員の仕事は、各地域の方々から評価を得ています。

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Q4. 近年、M&A(合併・買収)に積極的です。

地域貢献の一つで、その地域で育てられてきた相手側の事業継承が主な目的です。ほとんどが金融機関や行政などからの打診です。また、松江の学童塾を増床し、オプション内容を充実させたのも地域からの要請に応えたものです。これからも地域を大切にし、グループ全体で将来目標の4千人企業に成長させたいと考えています。

トップのオフ

30年ほど前から、コメ作りをしています。父が使っていた耕運機で土を耕し、田植え機は2条植えなので大変な労力ですが、おいしい「きぬむすめ」を収穫しています。5年ほど前からは、畑もやり、ニンニク、玉ネギ、大根などを育てて、親戚などに配っています。土に親しむと心が洗われます。

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