クロスロード(株) 代表取締役 市川英明氏 写真
クロスロード(株) 代表取締役 市川英明

地域のつながり生み出す

Q1.防災事業に取り組むきっかけは何でしたか。

阪神大震災と中部地震を経験し、大きな地震が発生してから3日間は「自助」と「共助」という人のつながりが大切ということを実感しました。新型コロナウイルスの感染拡大で、近所付き合いが疎遠になりつつありますが、助け合える地域のコミュニティーをつくりたいという気持ちが強いです。社名に入れたクロスという言葉は「十字」を意味し、人と人のつながりを交えるという意味を込めています。

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Q2.どのような事業を進めていますか。

防災グッズや非常食の販売のほか、地元のプロレス団体とコラボレーションして防災イベントを開くなど、関心をもってもらう取り組みを進めています。他にも、山陰をもっと元気にというコンセプトで「ゴチケ」というインターネットサイトを運営しています。飲食や美容などさまざまな店の広告を無料掲載し、サイト内でチケットを購入して店を利用した場合に、最大10%の割引が受けられるという仕組みです。みんなで地域を盛り上げ、つながりをつくりたいと考えています。

Q3.「つながロッカー」という新商品も手掛けています。

携帯電話の充電ケーブルや防災備蓄品を装備したロッカーを、他社と共同で開発しました。人が集まる施設に設置し、通常は充電できるロッカーとして利用してもらい、災害時には内蔵のポータブル蓄電池から電気を使える仕組みにしています。誘導灯や拡声器なども装備しています。今後、鳥取県内の施設に寄贈する予定です。

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Q4.今後の思いを教えてください。

イベントをもっと企画し、ゴチケと連動させ、さらに地域を盛り上げたいと考えています。6年前に兵庫から鳥取に来て、当初はつながりも薄く、新たな事業を展開するのに苦労しました。しかし、地域への思いに賛同してくれる人に支えられて、ここまで来られたと思っています。感謝の気持ちを胸に、地域に大きく還元していきたいです。

主役は君たちだ!

若いみなさんへのMESSAGE

自分の体験談として伝えられることは「与えたら与えられる」ということです。これから社会に出て、地位や収入を得たいと思いながらスタートする人も多いと思いますが、自分が世の中に何を与えたいかということを常に考えていて欲しいです。それがささいなことでもいいと思います。うちは小さな会社ですが、できることを精一杯取り組み、周囲が応援してくれ、還元してくれています。結局は与え合いだなと感じますし、そのためには人とのつながりが大事になってきます。困っている人がいたら手を差し伸べることで、逆に自分が生かされてるという経験をしてほしいです。

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