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代表取締役 藤井俊逸 (株)藤井基礎設計事務所

主役は君たちだ!

考えることのきっかけは、仕事の中で結構いっぱいあります。それを面白いととらえるか、仕事でやらされているととらえるか。そこでずいぶん気の持ちようが違うと思います。やはり、考えることを楽しいと思える人材がほしいですね。

防災技術通して地域貢献

Q1. 木材から「リグノフェノール」を生産し、産業化を目指す事業の進み具合はいかがですか。

大手ゼネコンの清水建設など4社で共同開発を目指し、島根県隠岐の島町に研究施設を設けて2019年に稼働させました。 リグノフェノールはプラスチック素材と混ぜて使うことで、耐熱性や強度を高める特徴があり、研究施設では、製造プロセスを機械化し、 量産できるようになりました。最終的には自動車部品への利用を目指していますが、それ以外にどの分野で使えるかを考え、調査している段階です。 利用先をイメージしながら研究を進め、商用プラントの建設につなげていきます。

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Q2. 防災の技術開発を積極的に進めておられます。

18年7月の西日本豪雨で被害が出た広島県内に、独自開発した土石流センサーを設置しました。土砂崩れの発生を瞬時に感知し、 二次災害を防ぐシステムで、砂防ダムなどが完成するまで長期間活用されます。今後はセンサーを用いて地域住民を対象にした防災学習を開催したいと考えています。

Q3. 土木災害の発生の仕組みを子ども向けに教えています。

分かりやすく伝えるため、手作りの「ドボク模型」を教材に使っています。小中学生向けに開いてきた防災学習会はコロナ禍で休止しています。 通常はグループワーク形式で行いますが、1人でできる防災マップ作りや、動画を用いた学習にも取り組んでいます。

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Q4. 人材育成の考えをお聞かせください。

一流の専門家を招いた研修会を定期的に開いており、社員の技術研さんに力を入れています。発注者の仕様書通りに仕事を行うのは最低限のレベルです。 発注者や施工業者が困った時、力を発揮できるような技術を身に付けることが大事だと思います。 そのためには、一流の技術者がどのように考えるのかを肌で感じる必要があると思います。また昨年で40回目となった社内夏季研修会では社員が論文を書き、 発表することで自己研さんにつながっています。

トップのオフ

コーヒー豆を炒ることです。豆を炒る約25分は、色や香りの変化を楽しむことができます。コーヒーは木のマグカップ「ククサ」で飲みます。フィンランドで昔から使われているものですが、その「ククサ」も手作りしたいなと思っています。

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