ピーター・マルコ氏 松江テーマに創作本腰

こいのぼりモチーフにした作品を紹介するピーター・マルコ氏(中央)=松江市末次町、市役所
 米国・ニューヨークを拠点に活動する現代美術作家で、島根県松江市内に日本向け事業の本社事務所を置くピーター・マルコ氏(49)が、松江をテーマにした創作活動に本腰を入れている。松江城や宍道湖などをポップアートで表現した作品を次々に制作。国内外の展示会などを通じ、松江の魅力発信に貢献している。

 マルコ氏は生き物や植物をテーマにした愛らしいキャラクターと鮮やかな色彩を特徴とした作風で、アンディ・ウォーホルらに続くポップアーティストの第一人者として注目を集める。デザインを手掛けた「スウォッチ」ブランドの時計の売り上げが世界で75万個に上るなど、若者を中心に人気と認知度が高い。

 昨年11月、日本の原風景にほれ込んで松江に事業拠点を設けたマルコ氏は、宍道湖に沈む夕日や松江城天守などをテーマにした原画を6点制作。市内の菓子製造業者と連携して販売を始めるクッキーでは、シジミなど地場産品をちりばめたパッケージをデザインするなど活動の幅も広げている。

 原画を紹介する個展が東京、名古屋、広島の3都市を巡回中で、松江市は今後も松江を題材に作品制作を続けてもらおうと25日、松江観光大使を委嘱した。

 同市末次町の市役所に、こいのぼりを描いた作品を持参したマルコ氏は「とても光栄だ。フランスなど各地で、歴史豊かな松江を発信したい」と意気込みを語った。

2017年4月28日 無断転載禁止

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