輝(き)らりキッズ バルセロナ エリートプログラム 山陰から唯一人参加

吉本海斗君(松江・古志原小6年)

 海外プレー夢見る

  判断力やスピード学ぶ

スペイン・バルセロナで地元クラブチームとの試合に臨む吉本海斗君(母・歩さん提供)
 将来(しょうらい)、海外でプレーしたいと日々練習に打(う)ち込(こ)んでいるサッカー少年がいます。吉本海斗(よしもとかいと)君(12)=松江(まつえ)市立古志原(こしばら)小6年=は2月上旬(じょうじゅん)、世界屈指(くっし)のプロサッカーチーム・FCバルセロナの本拠地(ほんきょち)があるスペイン・バルセロナで開かれた「FCバルセロナエリートプログラム」に山陰(さんいん)両県で唯(ただ)一人参加しました。帰国し「海外では判断(はんだん)力やスピード、積極性(せっきょくせい)が大切だと感じた」と吉本君。夢(ゆめ)への大きな第一歩を踏(ふ)み出しました。

 吉本君は友人の影響(えいきょう)で、小学1年のときにサッカーを始めました。現在所属(げんざいしょぞく)するスポーツ少年団(だん)・松江南ユナイテッドFCでのポジションはMF(ミッドフィルダー)。得点源(とくてんげん)となる選手に成長しました。福間達監督(ふくまさとしかんとく)(46)は「蹴(け)る技術(ぎじゅつ)にたけている。パワーがあり、正確(せいかく)にボールを捉(とら)えることができる」と太鼓判(たいこばん)を押(お)します。

 チームの練習は週3回。家ではパソコンでJリーグや海外リーグの試合を見たり、ボールを転(ころ)がしたりして感覚を体に身につけます。親戚(しんせき)のおじさんが海外でサッカーをしていたこともあり、吉本君も自然と海外サッカーに興味(きょうみ)を持ち始めました。

リフティングの練習をする吉本海斗君=松江市古志原4丁目、古志原小学校

 昨年7月、広島県で開かれたFCバルセロナのサマーキャンプに参加。パスをつないで相手の守備(しゅび)を崩(くず)し、ゲームを組み立てていくFCバルセロナのサッカーを実践(じっせん)と座学(ざがく)で学びました。ゲーム形式では「コーチから動き出しがいい。視野(しや)も広く、いいパスが出せていると褒(ほ)められた」と吉本君は振(ふ)り返ります。

 サマーキャンプはエリートプログラムの選考も兼(か)ねており、全国11会場に参加した約750人の中から選抜(せんばつ)選手に決定。西日本に住む小学2年から同6年の47人と共(とも)に10日間を過(す)ごしました。

 バルセロナでは基礎(きそ)練習の他、現地の同世代のクラブチームと試合をしたり、ホームスタジアム・カンプノウでトップチームの試合を観戦したりしました。実戦では右サイドバックやセンターバックを任(まか)せられ、最終日に行われた4チームによるリーグ戦では全試合に出場。「自分があげたクロスが点につながってうれしかった」と話しました。

 また、スペインの文化にも触(ふ)れ、「毎日お昼寝(ひるね)があって驚(おどろ)いた」と吉本君。トップチームの観戦でもミスをするとブーイングが起き、いいプレーには拍手(はくしゅ)が送られ、日本のサッカー観戦とは全く違(ちが)う雰囲気(ふんいき)を味わいました。

 プログラムに参加し「パスを早く回してゴールが空いたらすぐにシュートをすることが大事だと学んだ」と振り返ります。「海外でサッカーしたい気持ちが強くなった」。貴重(きちょう)な経験(けいけん)を糧(かて)にこれまで以上に練習に熱が入ります。

プロフィル

【好きな教科】体育、理科

【好きな食べ物】カレーライス

【好きな音楽】洋楽

【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】海外に住むこと

2018年3月21日 無断転載禁止

こども新聞