輝(き)らりキッズ 道場剣道中学団体の部 全国大会 先鋒で気迫

新主将として後輩引っ張る

 1回戦突破に貢献

  河島 雅樹(かわしま まさき)さん(米子・湊山中2年)

精進を誓い、素振りに打ち込む河島雅樹さん=米子市糀町1丁目、市営武道館
 米(よな)子(ご)市の剣(けん)道(どう)道場「久峰(きゅうほう)館(かん)」で一心に稽(けい)古(こ)に励(はげ)むのは、米子市立湊山(みなとやま)中学校2年で剣道部の河(かわ)島(しま)雅(まさ)樹(き)さん(14)です。河島さんは7月に日本武(ぶ)道(どう)館(かん)(東京都千(ち)代(よ)田(だ)区)で行われた全国道場少年剣道大会中学団(だん)体(たい)の部に先(せん)輩(ぱい)たちと出場し、唯(ゆい)一(いつ)の2年生ながら新(にい)潟(がた)県代表との1回戦で勝利に貢(こう)献(けん)しました。

 久峰館は湊山中学校の剣道部員が部活以外でも稽古を積もうと、鳥取県剣道道場連(れん)盟(めい)の渡久(わたりひさ)夫(お)元会長に指(し)導(どう)を依(い)頼(らい)して昨年4月に設(せつ)立(りつ)した新しい道場です。週3回、市内の小中高生17人が汗(あせ)を流しています。

 全国大会には昨年も出場しましたが、会場の緊張(きんちょう)感(かん)に圧(あっ)倒(とう)され、5人で挑(いど)む団体戦の1回戦は1分け4敗で敗(はい)退(たい)。2度目の今年はメンバー全員が体力トレーニングに励み、精(せい)神(しん)面を強くして臨(のぞ)みました。

 河島さんは団体戦で1番目に戦う「先(せん)鋒(ぽう)」を務(つと)め、6月の県予選では4試合を全て2本勝ちしてチームに勢(いきお)いを呼(よ)び込(こ)みました。決勝戦では3勝2分けと安定した試合内(ない)容(よう)を見せ、自信を持って全国への切(きっ)符(ぷ)を手にしました。

メンバーとともに、指導者の渡久夫さん(右端)の話を聞く河島雅樹さん(左から3人目)=米子市糀町1丁目、市営武道館
 全国大会でも初戦を戦い、時間いっぱいまで打ち合って引き分け。気(き)迫(はく)を込めた試合で後ろに控(ひか)える先輩を勢(いきお)いづけ、チームは新潟県代表に2勝2分け1敗で念(ねん)願(がん)の勝利を決めました。続く高知県代表との2回戦は敗れましたが、河島さんは「今年は緊張せずに戦えた。先輩たちと頑(がん)張(ば)ってきたかいがあった」と胸(むね)を張(は)ります。

 お兄さん2人が剣道をやっていたことがきっかけで、小学1年の時に剣道を始めた河島さん。「勝つときもあれば負ける時もあるのが面白い」と魅力(みりょく)を話します。指導者の渡元会長が「延長(えんちょう)戦でも動きの落ちないスタミナがあり、安心して先鋒を任(まか)せられる」と評価(ひょうか)するように、一番の武(ぶ)器(き)は厳(きび)しい稽古で培(つちか)った豊(ほう)富(ふ)な体力で、つばぜり合い後に相手の隙(すき)を突(つ)いて面(めん)を狙(ねら)う「引き面」を武器に戦います。

 全国大会終了後の8月に代(だい)替(が)わりがあり、今後は剣道部と久峰館の両方で主将(しゅしょう)を務めることになりました。「(全国大会に)来年も出場し、2回戦より上に進みたい」と意気込む河島さんは、個(こ)人(じん)戦でも県大会優勝(ゆうしょう)に向けて精進(しょうじん)を誓(ちか)います。「指導してくださる渡先生たちに恩(おん)返ししたい」との思いで、今度は自分の背(せ)中(なか)で後輩たちを引っ張ります。


プロフィル
【好きな言葉】切磋琢磨(せっさたくま)
【好きな食べ物】みかん
【好きな色】黒色
【得意な教科】社会科

2018年9月26日 無断転載禁止

こども新聞