紙上講演 睡眠環境プランナー 三橋 美穂氏

睡眠環境プランナー 三橋 美穂氏
心もからだもスッキリ!快適睡眠術

5項目守り 寝付き改善

 山陰中央新報社の島根政経懇話会、米子境港政経クラブの定例会が13、14の両日、松江市と米子市であり、睡眠に関する講演会や寝具開発などを手掛けるスリーピース(東京都)代表で睡眠環境プランナーの三橋美穂氏(51)が「心もからだもスッキリ! 快適睡眠術」と題して講演した。良い眠りは日中の活動の質を高めると指摘して、寝付きを改善する方法を紹介した。要旨は次の通り。

 寝付くのに30分以上かかったり、夜中に何度も目覚めたりすることはないだろうか。良い睡眠が取れていないと集中力が低下し、ミスにつながりやすい。米国のシンクタンクの調査によると、睡眠不足が原因の事故や病気、生産性の低下による日本の経済損失は年間約15兆円とされる。

 良い睡眠のバロメーターは日中にいきいきと活動ができ、就床時間に対する睡眠時間の割合(睡眠効率)が85%以上であること。寝付きが悪く、途中で目が覚める場合は眠くなってから寝床に入り、布団にいる時間を短くすることで睡眠の質を高める。不眠に悩む人に有効な方法だ。

 眠気を高め、寝付きを良くする基本ルールは、体内時計を整える▽疲れをためる▽体温のメリハリをつくる▽リラックスしている(副交感神経優位)▽寝室が快適-の五つ。毎朝同じ時刻に起き、日光を浴びてリズムを整える。長すぎる昼寝や夕方以降のうたた寝をやめて、適度に疲れを残す。

 睡眠環境を整えることも大切だ。枕の高さは高すぎず、低すぎず、立ったときの姿勢を保てるものを選ぶ。ちょうど良い枕は自分が思うよりも低いことが多いが、体と一体感がある。バスタオルを折り畳んだ即席の枕でも気持ち良い。ぐっすり眠ることと日中の活動は二つで一つ。「快眠」とは明日へのパワーを得る眠りだ。

2017年7月18日 無断転載禁止

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