きらめく星 月と惑星の接近

18日は火星が ぴったり寄る

0月18日午後8時ごろ、月と火星の接近を双眼鏡で見たイメージ
 毎日同じ時刻(じこく)に夜空を見ていると、星の位置は数日経(た)ってもほとんど変わらないのに対し、月の位置は日に日に変わります。そして月はたいへん明るいので、その日そばにある星の光をかき消してしまい、月の周りにはほとんど何も見えなくなります。

 それでも、明るい星なら月の近くにあっても見ることができます。特に火(か)星(せい)や木星(もくせい)など強く輝(かがや)く惑星(わくせい)は月の明かりに負けることなく、ときおり月と惑星が並(なら)ぶ様子は印象的です。

 火星は今年の夏には、地球との距(きょ)離(り)が近かったため、非常(ひじょう)に明るく見えていました。今はそのころよりも多少暗くなりましたが、それでも夜のはじめごろの空で、十分明るく目立っています。明日10月18日は、その火星が月にぴったりと寄(よ)り添(そ)います。

 肉眼(にくがん)ですぐ分かる現象(げんしょう)なので、空が暗くなる午後6時半以(い)降(こう)に南の空の月を探(さが)してください。また、双眼鏡(そうがんきょう)でも、半月(はんつき)を過(す)ぎたばかりの月と赤っぽい火星の両方を、一度に捉(とら)えられます。それほど二つが近づくのです。

 もし、明日天気が悪くて見(み)逃(のが)したとしても、11月16日の午後6時ごろから、同じように月と火星の接(せっ)近(きん)が見られます。

 また、火星以外の惑星では、土星が11月11日の夕方に細い月と並び、午後6時すぎに見頃(みごろ)となります。12月4日の明け方には、やはり細い月と金星(きんせい)が近づいて見えます。これは、午前6時ごろが見やすいでしょう。

 偶然(ぐうぜん)に月と惑星の接近を見かけることもありますが、このようにあらかじめ日にちを知っていれば、確実(かくじつ)に楽しむことができます。なお、月と惑星が近づくのは、たまたま地球からそう見えているだけで、地球の周りを回る月と、太陽の周りを回る惑星は、実際(じっさい)には宇(う)宙(ちゅう)の中で接近することはありません。

◆島根県立三瓶(さんべ)自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵(みきまさ)

2018年10月17日 無断転載禁止

こども新聞