輝(き)らりキッズ フェアトレード(公正な貿易)

「友達らに伝えたい」

調査し支援の大切さ学ぶ

鳥居(とりい) こころさん(邑南・石見東小6年) 

本でフェアトレードについて勉強する鳥居こころさん=島根県邑南町井原
 原料や製品を作った貧(まず)しい国の人たちにも、公平にお金が届(とど)くようにする「フェアトレード」という仕組みがあります。発展途上国(はってんとじょうこく)の生産者が経(けい)済(ざい)的に自立するよう、公正な価(か)格(かく)で商品を取引することです。

 島根県邑(おお)南(なん)町井(い)原(ばら)の石見東(いわみひがし)小学校6年の鳥(とり)居(い)こころさん(12)は、今年の夏休みにフェアトレードについて調べました。「人を助ける、でテーマを探(さが)していた」というこころさんに、母親のいづみさん(44)がフェアトレードを勧(すす)めてくれました。

 知らない言葉でしたが、図書館で借りてきた本を読みました。「私と同い年の人たちが学校へ行けずに働いていた」。チョコレートの原料になるカカオを栽(さい)培(ばい)する外国の農園では、子どもたちが働く「児童労働」が問題になっています。一生懸(けん)命(めい)に働いても、安い値(ね)段(だん)でカカオが買い取られるので、労働に見合った適(てき)正(せい)な価格で長期的に取引するフェアトレードが必要なのです。

 こころさんは「世界の人々とつながるフェアトレード」というタイトルで、模(も)造(ぞう)紙(し)2枚(まい)に調べたことをまとめました。国(こく)際(さい)フェアトレード基準(きじゅん)▽生産者と消費者にとって良い点▽なぜフェアトレード商品は値段が高いのか▽日本企(き)業(ぎょう)の取り組み状況(じょうきょう)-などを分かりやすく書きました。

 10人に実(じっ)施(し)したアンケート結果も載(の)せ、「知らない人が多かったので、広がっていないのが分かった」と話します。同時に「自分がもっと知って、友達とか知らない人たちに伝えていきたい」と決意しました。

フェアトレード商品を手に話し合う(右から)長女の鳥居こころさん、母いづみさん、次女ももかさん、三女きららさん=島根県邑南町井原
 もともと海外に興味(きょうみ)があり、各国の子どもたちの暮(く)らしを紹介(しょうかい)するシリーズ本が好きでした。その中で印象に残っているのは、子どもたちの夏休みが2カ月半あるフィンランドでした。邑南町内にはフィンランド協会があり、同町は中高生を同国へ派(は)遣(けん)する交流事業をしています。

 「中学生、高校生になったらフィンランドに行きたいので、英語を勉強して友好を深められるようになりたい」と夢(ゆめ)を語ります。

 外国では、こころさんと同じ年代の子どもたちが働く現(げん)実(じつ)があります。「一人一人が助ける気持ちを持てば、フェアトレードはできる」。小さな行動でも、世界は変えられることを学んだ夏休みでした。

プロフィル

【好きな教科】英語、体育
【好きなスポーツ】バレーボール
【好きな選手】古賀紗(こがさ)理那(りな)
          (バレーボール女子NECレッドロケッツ)
【好きな食べ物】ハンバーグ、シチュー
【好きな色】ピンク

2018年11月14日 無断転載禁止

こども新聞