国際交流員6人 美郷を取材 外国人目線で魅力発信へ

缶詰工場でスタッフのジ・リョウさん(右)に話を聞く国際交流員たち
 島根県の国際交流員6人が20日、美郷町乙原にある野生イノシシの缶詰工場や住民が運営する産直市場を訪れ、イノシシを地域資源化する取り組みを取材した。亥年(いどし)に合わせ、イノシシの活用が進む町の魅力を探るのが狙いで、同町での取材活動は13日に続いて2回目。外国人の目線で感想を記事にし、外国語情報誌を通じて世界の人に情報発信する。

 同町では猟友会だけでなく、農家自らが狩猟免許を取得してイノシシを捕獲し、Iターン者らが精肉や缶詰製品にして販売している。また、婦人会が革製品を手作りしたり、鳥獣害対策の実験ほ場で収穫した野菜や果物を産直市場「青空サロン市場」で販売したりしており、住民主体の取り組みが注目を集めている。

 取材に訪れたのは、カナダから来日したオリバー・マーシャルさん(24)ら国際交流員。19日に町の担当者から事前説明を受けた後、住民が待ち受ける現場に入った。

 缶詰工場では、スタッフのジ・リョウさん(32)にインタビュー。仕事内容や商品づくりの課題などを質問し、熱心にメモを取った。青空サロン市場では、地域の婦人会が用意したおにぎりやおはぎなどに舌鼓を打ち、同町の嘉戸隆町長とも交流。マーシャルさんは「住民がイノシシをキーワードに集まり、元気に活動している姿がすごいと思った」と感心していた。

 情報誌は年2回作成。英語と韓国語、中国語の3カ国語で計3千部発行し、各国の大使館や大学などに送っており、今春号で美郷町を特集する予定。

2019年2月20日 無断転載禁止

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