輝(き)らりキッズ 空手に励み 心も体も鍛える

「将来の夢は警察官」

  寒げいこも欠かさず参加

   石橋(いしばし)汰壱(たいち)君(益田・高津小5年)

高津武道館の仲間たちと、空手の形の練習をする石橋汰壱君(中央)=益田市喜阿弥町、持石海岸
 「エイ、エイ」。真冬の海風も何のその、気合が入ったかけ声とともに砂(すな)浜(はま)で行われる空手の寒げいこは、見ている方も気持ちが引き締(し)まります。益(ます)田(だ)市立高(たか)津(つ)小学校5年、石(いし)橋(ばし)汰(た)壱(いち)君(11)は、小学1年生の時から市内の空手道場に通い、突(つ)きや蹴(け)り、形(かた)の練習に人一倍熱心に励(はげ)んでいます。「一生懸(けん)命(めい)に体を鍛(きた)えて、将来(しょうらい)は警(けい)察(さつ)官(かん)になりたい」と話しています。

 石橋君が通っているのは益田市高津2丁目の空手、古(こ)武(ぶ)術(じゅつ)道場の高津武道館(豊(とよ)田(た)篤(あつ)志(し)館長)です。「心も体も強い人になりたい」と、同級生の友達と一(いっ)緒(しょ)に始めました。

 道場に入ったときの帯の色は白で、黄色となり、今は中級を表す紫(むらさき)色です。次は緑色、茶色、そして黒帯となります。

 練習日は毎週月曜日と木曜日で、どちらも午後6時半から約2時間行います。初めに柔(じゅう)軟(なん)体(たい)操(そう)や逆(さか)立ちをして体をほぐし、豊田館長(55)から技(わざ)だけでなく正(せい)座(ざ)の仕方や礼(れい)儀(ぎ)作法、体を動かす筋(きん)肉(にく)の働きも学んでいます。

豊田篤志館長(左)から、筋肉の働きについて仲間たちと学ぶ石橋汰壱君=益田市高津2丁目、高津武道館
 豊田館長は「礼を失うと失礼になる。いくら(大会で)優(ゆう)勝(しょう)しても、礼儀がきちんとしていなかったらだめだ。礼がきちんとできれば、いつか必ず黒帯になれる」と声を掛(か)け、武(ぶ)器(き)を持っている相手と対するときの心構(がま)えを、棒(ぼう)を使って丁(てい)寧(ねい)に説明しました。

 内(ない)容(よう)が分かったかどうか確(かく)認(にん)する豊田館長の問い掛けに、子どもたちは「はい」と大きな声で返事をしていました。

 石橋君は「心身ともに強くなり、礼儀を学べることも魅(み)力(りょく)です」と話します。

 高津武道館が毎年1月に行い、今回で33回目となった恒(こう)例(れい)の寒げいこにも欠かさず参加しています。

 今年は仲間たち約60人とともに、同市高津町の蟠(ばん)竜(りゅう)湖(こ)駐(ちゅう)車(しゃ)場(じょう)から4・5キロをランニングして同市喜(き)阿(あ)弥(み)町の海岸に着くと、はだしになって砂浜で蹴りや突き、形のけいこに汗(あせ)を流しました。

 寒げいこを終えた石橋君は「疲(つか)れたけど、みんなで集中して取り組んだ。無事に終えることができてよかった」と笑(え)顔(がお)を見せました。

 豊田館長は石橋君について「まじめで素(す)直(なお)な性(せい)格(かく)で、一生懸命にけいこに取り組んでいる。これからもっと強くなれる」と期待しています。

プロフィル
【好きな教科】 体育
【好きな食べ物】牛肉コロッケ
【好きなアニメ】ONE PIECE(ワンピース)
【尊(そん)敬(けい)する人】 豊田篤志館長

2019年2月27日 無断転載禁止

こども新聞