世事抄録 一人10票欲しい

 今年は、春の統一地方選、夏の参院選と続く選挙イヤーなので、選挙についていろいろと考えてしまう。よく、血縁地縁ではなく、政策を第一に考えて投票しよう、そのためにマニフェストを熟読すべし、などといわれる。まったくそのとおりだが、悩みもある。

 それは、候補者自身の人柄や性格も重要な判断基準だと思うからだ。というのは、昨今は、とんでもない失言を吐いたり、私生活で恥ずかしい失態を演じたりして物議を醸す議員があとを絶たない状況があるからだ。そのときは、彼らをメディアも有権者も非難するが(もちろん非難されてしかるべきだが)、最後には、そんな人物を投票によって議員に選んだのは、ほかでもないわれわれ有権者だという、ブーメランが存在する。

 それ以外にも、血縁地縁はダメというが、濃厚な人間関係のある地域社会で暮らしていて、それを完全に断ち切るのも難しい。

 こうした複雑な事情を抱えながら毎回1票を投じているが、そんな悩みをある程度解決できる大胆な方法を提案したい。そう、1票しかないから迷うのだから、一人につき10票くらい投票権をいただけないだろうか。そうすれば、自分の中で比重を考えながら5対3対2票に割り振るなどして、より自分の気持ちを正確に投票に込めることができる。皆さんはどう思われますかな。

(島根県津和野町・柊)

2019年5月30日 無断転載禁止