米子の夏の風物詩「土曜夜市」 工夫凝らし1日限定で復活

「土曜夜市」の打ち合わせをする実行委員会のメンバーたち
 商都・米子の夏の風物詩として親しまれながら、平成の後半に途切れた土曜夜市が20日、7年ぶりに復活する。中心市街地の元町通りと法勝寺通り両商店街を会場に若手経営者らが企画した。通りに屋台が並ぶほか、和傘のライトアップなどインスタ映えを意識した工夫が特徴で、懐かしさと新しさを融合させた現代版夜市が1日限定で、令和の時代によみがえる。

 土曜夜市は1951年に始まり、法被姿の商店主や家族連れなどでにぎわった。半世紀以上にわたり商都の夜を盛り上げたが、高齢化などで店を開ける商店主が減り、2009年に継続開催を終了。その後、11、12年開催のイベント「土曜夜市」を最後に行われていなかった。

 商店街の衰退が進み、店同士のつながりが薄れる中、若手経営者らが、子ども時代の楽しい思い出を復活させることで絆を強めようと一念発起。5月に10人程度で実行委員会を立ち上げ、準備を進めてきた。

 復活を喜ぶ関係者は多く、SNSや声掛けで協賛金を募ったところ、20社から計40万円が寄せられたという。商店街の歴代の関係者に尋ね、思い出話も頼りに一つ一つのイベントを具体化させた。

 開催は午後3時~同10時。メイン会場は元町通り商店街パティオ広場で、中学生の吹奏楽演奏(午後5時)や子ども対象のじゃんけん大会(同5時45分)がある。協賛企業のロゴを入れた氷柱をライトアップ。焼きそばや焼き鳥、金魚すくいなど13軒の屋台も並ぶ。法勝寺通りでは和傘をライトアップ。10メートルの巻きずし作りに挑戦するイベント(同4時)もある。

 実行委員長の亀井智子さん(34)は「商店街を盛り上げようという熱気を一緒に体感してほしい」と来場を呼び掛けている。

2019年7月19日 無断転載禁止

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