昔へタイムスリップ 津和野 伝統の鷺舞 優雅に

大きく羽を広げ、美しく舞う鷺役=島根県津和野町後田、町民体育館
 島根県津和野町に伝わる鷺舞(さぎまい)神事が20日、同町後田の町民体育館であった。紅白の衣装に鷺頭を付けた2人の鷺役が太鼓や鐘の音に合わせ、白い羽を優雅に広げる舞を披露し、見物客を魅了した。神事は27日もある。

 雨天のため屋内での開催となり、観光客など約300人が見守った。舞方、囃子(はやし)方、唄方で構成する弥栄神社の鷺舞保存会(吉永康男会長)の会員たち34人が伝統の舞を披露。雌雄2羽の鷺役が厳かな調べに合わせ、長さ約110センチのヒノキの板39枚で作った白い羽を大きく広げると、シャッターを切る音が響いた。

 観覧した津和野町森村の鈴木桂子さん(62)は「古い時代にタイムスリップしたようだった」と話した。

 鷺舞は津和野城主の吉見正頼が、疫病鎮護のため京都の八坂神社から山口へ伝わった舞を、1542年に移入したのが始まりとされ、国の重要無形民俗文化財となっている。

2019年7月21日 無断転載禁止

    • マイベストプロ
    • マイベストプロ島根 マイベストプロ鳥取マイベストプロ