美郷町の吾郷地域婦人会 畑作り奮闘記を紙芝居に

紙芝居「山くじらものがたり」を囲み、語りの担当として意気込む吾郷地域婦人会のメンバー
 イノシシ肉を「山くじら」と称しブランド化に取り組む島根県美郷町で、獣害を引き起こすイノシシに負けない畑作りや収穫した野菜の販売に取り組む吾郷地域婦人会(美郷町乙原、約90人)の取り組みが紙芝居になった。町外からの視察、研修などで活用され、語りは同婦人会が担当。メンバーは紙芝居で情報発信し、地域活性化の輪を広げようと練習を重ねている。

 長年悩まされた鳥獣被害への対策で、婦人会は2007年に地元の休耕田を活用して柵などの工夫を施した農園「青空サロン」を開設。08年から直売市「青空サロン市場」で収穫した野菜の販売も手掛ける。

 地域活性化にもつながっている取り組みをまとめた紙芝居「山くじらものがたり」は、もともと子ども向けに企画した地元の公民館と、町山くじらブランド推進課が制作。B3判の画用紙9枚で、農作物の鳥獣被害に悩む住民が畑を守るために勉強会を始め、イノシシなどが近づきにくい畑づくりを学び、実践してきたこれまでの歩みを紹介する。

 絵は、趣味でイラストを描いている平川美都さん(30)=美郷町宮内=が担当し、約3カ月かけて完成した。

 町内の小学校や、10月に開かれる「山くじらフォーラム」でも披露することになっており、このほどメンバー10人で配役、ナレーター、めくり役を決めて練習。安田兼子会長(74)は、取り組みが紙芝居になったことを喜びながら「地域活性化の活動が広がればうれしい」と話した。

2019年8月30日 無断転載禁止

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